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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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NO TABOO、NO RULE.【res:】
もうすっかり習慣になった朝のジョギングから戻ると家には誰もいなくなっていた。
キッチンは静かで暗い。
神戸在住時代の友人とカニを食べに出かける、とそういえば言っていたオカンの顔を思い出した。
一泊で山陰。たまには羽のばしてこい。いっつものばしてるけど。
いつもはまだ夢の中のはずのかなこも昨晩からいない。
ヲタク友達の家で二泊、らしい。何やらあやしげな漫画を書いたりしてるようだ。
姉貴も親父も仕事。
土曜。
暗くて猥雑でせつない期待がいっぱいにふくらむ朝。
俺は風呂場の脱衣所でジャージを脱ぎながらコンタにメールを打った。
『めずらしく家ン中からっぽ。はよ来いや』
習慣になった直腸洗浄が終わってもコンタから返事はこなかった。
コンタは寝起きが悪い。試験の日すら寝坊する男だ。
時間は朝の7時。まだ寝ているだろう。
今週はそういえばオナニーしてないな。
そう思いいたると急に股間が熱くなるから不思議なもんだ。
俺の全裸が写る姿見の中に目を止める。
みるみる起き上がるチンコが滑稽なぐらいだった。
コンタと会える、そう思うだけでこんなにも反応する自分が可愛くもあり、おかしくもあり。
いっぺんヌいとくか。
俺は戯れにまだ勃起しきっていないチンコを扱いてみた。
「このアホが・・・」
鏡の中でチンコをしごく自分に毒づいてみる。
貪欲すぎる。
貪欲で醜悪なこの欲望。
つ、と腸内に残っていたグリセリン溶液がこそばいような感覚を残して内股を伝い流れた。
ごく小量のそれを指先にすくいとってチンコにこすりつける。
ああやべ・・・・
鏡の中の俺がいやらしい顔でこっちを見てる。
見ながらチンコをしごいてる。
ありえねぇ。
すげぇ興奮する。
今日はコンタを縛りつけて酷く嬲りたい。
コンタが辛そうに哀願するまで。
あのたまらない声をきくまで。

その時、洗面台の上に忘れられていた携帯がなった。
着メロはGREEN DAYの「minority」。
コンタ専用設定だ。
くそ。
いいとこだったのに。

「おう」
『誰もおらんて・・・?めずらしない?』
コンタの声は完全な寝起きだった。多分起きてすぐかけてきたんやろぅ。
「せやで。・・・・ちゃんと起きてからでエェぞ。事故られたらかなんから」
『んー・・・もぅ起きた』
「ウソつけ・・・声思いっくそ寝とるがな」
『気のせいやろ・・・っておまえ今どこおるねん・・・なんか声が』
「風呂。風呂場でオナってた」
『まじで・・?』
「まじで。どないしてコンタ責めたろかて考えもって。写メ送ったろか?」
寝起きのなんとなくセクシーな嗄れ声が携帯の向こうでくぐもった笑い声を洩らした。
いい声。
俺は会話録音ボタンを押した。この声をゲットできればいつでもオナれる。
同じベッドで目が醒めた朝はいつだってこの声でチンコも目覚める。
俺はコンタの電話を右手に持ち替えて利き手の左をチンコに添えた。
病気だよな。
コンタの声という刺激だけで俺のチンコはすでにギンギンになってしまってあろうことか我慢汁まで浮かばせている。
扱く。
ああ気持ちよすぎ。コンタもっと喋れ。
『んふぅ・・・今日は超Sモード?』
「せや。覚悟して来いよ」
『うはぁ・・・・』
コンタが掠れた声で楽しげに笑った。
何やねんその余裕。
おかしくもあり頼もしくもあり
憎らしくもあり。
『れん・・・もしかして今も続行中?』
「当たり前やん・・・責めプラン考えとうのに普通でおれるかい・・・すげぇで?もぉガチガチやしぬるぬるやし」
『れん・・・・』
「んはぁ・・・そんな声で名前呼ぶな・・・エロい」
『あほか。おまえが朝からそんなんやからこっちもエロなるんやろが・・・それでなくても朝勃ち中やのに」
「触れや」
『ん?』
「チンコ。」
『ごめん・・・・実はもぅ触ってる』
「やらしいやつやな・・・・便乗オナニーかいや・・・どうなってんの?チンコ。」
コンタの声が一瞬躊躇した。
『ン・・・・』
「ちゃんと教えてや。」
『あかん、なんかめっちゃはずい』
うわ、珍しい。
コンタが羞恥心を隠さないなんて。
責めがいがあるやんね。
コンタに恥ずかしい言葉をいわせたい。
「言えや」
『・・・勃起しとる』
「そんなんわかっとうって・・・我慢汁出とう?何想像してそんなに硬くしてんの?」
返事のかわりになんとなく荒いコンタの呼吸が聞こえてきた。
いいなぁ、コンタ。
後頭部が痺れるカンジ。
俺はありえないぐらい溢れた大量の我慢汁でぬるぬるの指を自分のアナルに滑らせた。
繰り返された洗浄でアナルは少し麻痺したようにゆるい。
俺は逡巡なく人差し指と中指を自分のアナルに潜らせた。
少しの抵抗といまや病みつきになった異物感、圧迫感、そして粘液感。
コンタの喘ぎのような呼吸をききながら軽く出し入れするだけで俺も声が漏れた。
「んぅ・・・・っ今日は・・・入れたい?入れられたい?」
『ふぁぅ・・・・・』
「ちゃんと言えや・・・もぉ俺は準備オッケーやで?ほら、音聞こえん?もぉ指3本とか楽勝やで・・・」
『れん・・ッ』
「なぁ、どっち・・・?」
コンタの喘ぎがたまらない。
俺は入れたい。
携帯を肩と耳ではさんで固定して、左指をアナルに抽送し、右手でチンコをしごく。
このどうしようもないぐらいに勃起したチンコをコンタの狭いアナルにぶちこみたい。
抜き差しするたびに吸い付くようなコンタの腸壁。
俺は入れられたい。
コンタを受け入れるためだけに改造された、淫猥なこの穴をコンタのチンコでかきまわして欲しい。
俺の指じゃなく。

『どっちも・・・・・』
コンタが携帯の向こう、震える声でコンタが言った。
俺が脱衣所の鏡にむかってザーメンをしぶかせた瞬間だった。


「コンタ、出すなよ」
『エェ』
「絶対出すな」
『なんでやねん・・・もぉ暴発しそぉやのに!』
「そのまま我慢してきてぇや・・・」
『我慢できん』
「できるって・・・」
『無理や・・・俺今から・・・トイレいかなあかんし・・・』
「うん、だからその間もずっと我慢すんねん」
『・・・・ほな迎えにきてくれ・・・俺チャリ無理。』


一時間後にコンタのマンションの前。
そう約束して俺は電話を切った。
自分だけすっきりして、コンタにはお預け。
罪悪感?
あるわけない。
俺の頭の中はこういう時自己チュー極りない。(いつもだが)
それに何度も言うが俺は朝からコンタをいじめたくて仕方がない。
ザーメン少し吐き出してすっきりして冷静にならんと何をしてしまうかわからんぐらいに。
コンタを泣かせてみたい。
粘液まみれになって犬のように隷属した姿が見たい。
あははビョーキ。
いいよビョーキで。
戯れにパソコンを開いて、ブログ徘徊して、少しだけクールダウン。
クローゼットの奥に封印したままのSMグッズに思いを馳せる。
縄と口枷と首輪。
赤い首輪もよく似合うと思う。
ざらざらした縄も、あの甘い唾液を開放する口枷も。
でもコンタに使うのは違うと思ってる。
俺が縛りたいのはコンタの体だけじゃない。
味わいたいのは唾液の甘さだけじゃない。


マンションから出てきたコンタは思ったよりも普通で俺は内心舌打ちをした。
もっと切羽つまった顔をしてくるかと思ってた。
いつもどおり軽く手をあげて笑って助手席へ。
ポーカーフェイスのコンタの本領発揮というところか。
俺もいつもどおり
「よぉ」
とだけ言い、車を出した。
「ドライブしよっか」
言った俺にコンタは無言で抵抗した。
バックミラー越しにコンタの顔色をうかがう。
ダッシュボードのフリスクを数個口の中に放り込んで、コンタは時々俺の横顔を盗み見る。
「イってないよな」
「・・・・ご命令どおり」
「・・・怒ってる?」
聞いた俺にコンタが含み笑って答えた。
「なんで怒るん?」
「朝から俺がイケズ全開やから」
「今更そんなんで怒らんて・・・おまえのは愛情表現やからな」
そういって笑ったコンタに俺が照れた。
くそう。

車は速度オーバーで家へ向かった。



家中の鍵をかけて、日ごろは使っていないセコムまで設定し、窓という窓のカーテンを閉める。
薄暗くなった家は俺の知らない風情。
自室に入るとドアを閉める前にコンタが俺を後ろから抱きしめてきた。
後ろから俺の耳の軟骨を噛み、その窪みに舌を這わせる。
感覚が研ぎ澄まされ、ぴったりと密着したコンタの股間の硬さまでが明確にイメージできる。
俺はただコンタにされるがままになって、コンタの高揚を楽しんだ。
耳にむしゃぶりついて、首筋を舐め。
飄々としたコンタが今、俺を欲しがってる。
そう思うだけで興奮した。
「こんなにチンコガチガチにしたまま、ケツ洗ったんや?」
俺を抱きしめたコンタの腕がさらにきつく俺を拘束した。
「ん・・・・」
「気持ちよかったやろ?」
「んー・・・余裕なくてさ・・・」
コンタの手が俺のシャツの裾をたくりあげてわき腹をじかに撫でる。
俺はそのコンタの手を軽く制してコンタにむきなおった。
コンタの頬骨の上と耳の端。
赤い発情色。
俺は軽くコンタの唇にキスをしてすぐ体を離した。
「脱いで」
「え・・・」
「服脱いで。」
コンタは困ったように一瞬だまって、しかしすぐにジップアップシャツのジッパーを勢いよくおろした。
俺はベッドに座ってその様子を何気なく、しかし抜け目なく見つめていた。
乳首の浮き出していたアンダーシャツも脱ぎ捨てられた。
三角筋、大胸筋、斜腹筋。
俺が好きなコンタの筋肉。
ガテン系のバイトが好きなコンタらしい筋肉のつき方だ。
上半身をあたたかい空気に曝して、こちらの様子をうかがっているらしいコンタに顎と視線で続きを促すとコンタは諦めたようにカーゴの前をはだけて一気に下着ごと脱いだ。
「お・・・・」
おもわず俺は声をあげた。
俺の命令は本当に守っていたらしい。
俺の中に入ってくる直前のような大きさを維持したコンタのチンコ。
「それ・・・・自分でやったん?」
下腹に添うようにそそりたったコンタのチンコの根元。
食い込んだ、輪ゴム。
「他に誰がやんねん・・・こないでもせな、パンツにこすれるだけでイってまいそうやったからな」
悪びれずコンタは言って体の前で腕を組んだ。
「それとも小道具使用は不認可やった?」
「いや・・・十分。」
ステキすぎる。
コンタ。
俺はコンタを招き寄せた。
コンタは仕方ねぇな、とでもいいたげに笑みながら俺の前に立った。
「舐めて」
「ん」
コンタはその場に膝をつき、俺のデニムの前をはだけた。
半勃ちのそれを引き出して、上目づかいに俺を見て。
何を思ったかそのまま屈んで。

「ふ・・・ぅ・・・っ」

思わず声を洩らした。
コンタは犬のように両手をついて俺の足を舐めたのだった。
手を使わず、舌と唇だけで右足小指、指の間。
口に含んで、軽く噛んで。
「コンタ・・・・っ」
「舐めるんやろ・・・?」
あかんコンタ。
指かて十分すぎる性感帯やで?
おまけになんやねん、その格好。
俺、感じすぎる。
サービスよすぎや。
全裸。
四つんばい、おまけに射精制御中。
そのコンタが指の間を滑り骨を甘噛みするたびにくすぐったいような感覚が微電流のように俺の体の裏側を逆しまに疾走する。
まだ触ってもいないチンコが少しづつ起き上がる。
コンタはそのタイミングを見計らったかのようにおきあがり俺のチンコをぬっぷりと咥えこんだ。
「ンあ・・・っ」
俺がコンタを隷属させたいのに。
快感に膝をついているのは俺の方だ。
おかしい。
啼かせたいのに。
唾液。我慢汁。そのどちらか、もしくはどちらも。
じゅぷ、とコンタのフェラチオは淫猥な音で俺を追い詰める。
まて。
俺は乱暴にコンタの顔を引き剥がした。
ええやん、コンタ。
そのマゾっぽい顔。

コンタをベッドにあお向けに寝かせて、右手と右足、左手と左足をそれぞれ使ってないマフラーで縛った。
さすがのコンタもはじめは抵抗したが、チンコを咥えてやると身悶えし体を震わせ悲鳴をあげて大人しくなった。
大きく開いた足。
勃起しきった、しかしその先にいくことを禁じられたチンコがこれみよがしにそそりたち、よだれを垂らしている。
ゆるいゴムとはいえ、射精を物理的に止めてしまうだけの圧力はあり、きっと血流も滞りがちになっているはずだ。
きっと、もぅかなり痛いはず。
コンタの呼吸は荒い。
「コンタぁ・・」
「・・・ん・・?」
「すまん、俺、ひどいことしとぅなぁ・・・・・」
コンタはふはぁ、
と笑った。
「俺かてホンマに嫌やったらせぇへん」
それから、
おまえのビョーキはナットク済みの理解済みやから遠慮すな、俺かてそれなりにに楽しんどる、
と言った。


それからのコンタは奔放だった。
アナルに深く埋めたのは少し細身の普通バイブ。
ローションでたっぷり濡らしたアナルは少しの抵抗だけですぐに奥にひきこまれて行った。
ぐ、とコンタの膝の裏に手を当てておしあげるとコンタの体の柔軟さもあってバイブを咥えこんだアナルがコンタからも見えるほどの状態になった。
「見えるやろ?俺のチンコとちゃうのに、うまそーちゃう?」
「んなことねぇ・・・って」
「でも気持ちえぇんちゃうん。こないしたら」
これみよがしにバイブを一気にひきぬくとコンタが顎を反らしてああ、と叫んだ。
ゆっくり沈めて。
一気に抜いて。
コンタが声を殺すことも忘れて間断なくたまらない声をあげ続けた。
唾液が口端から頬を伝っていく。
「もぉ・・・・れん・・・っ」
「ほら、チンコ気持ちよすぎて涎だらだらやし。この穴もなーんかやらしぃし。」
「いやや・・・れん・・・もぉ・・・チンコはずして・・・」
「はずしたらすぐイくやろ?・・バイブでイくんや?」
「バイブもはずして・・・れんのチンコ欲しい」
うそ。
俺はくらりと来た。
誘導もしてないのに。
熱にうかされたように荒い呼吸のコンタがもう1度言った。
「なぁ、れん、もぉ俺イきたい、チンコ限界・・・れんのでイきたい・・・・」
目の光はコンタのまま。
「頼む・・・お願いやから」
コンタの声が正しく哀願して、コンタの目尻にうっすらと涙のようなものが滲んだ・・・ような気がした。
「もお・・・はずして、入れて・・・・?」
セックスをはじめて半年。
はじめて見るコンタの姿に俺は危うく射精しそうになった。
俺の脳が先にイってしまいそうやった。
ああ、俺も限界。
手早くゴムをつけてローションをたっぷり使って。
バイブを一気に抜いてコンタの猥雑な呻きも消えぬ間に。
腰ごと高く持ち上げたコンタのアナルにそのままほぼ真上から挿入した。
「ほら、見えるやろ・・・俺のチンコ入ってるとこ・・」
「んん・・・っ・・見える・・・・ッ」
「気持ちエェ・・・?」
「すげぇ気持ちエェ・・・!れん、もっとや」
俺のリミッターはとうにはずれている。
そしておそらく、コンタも。
遠慮なく気遣いなく躊躇なくただ本能の赴くままにコンタのアナルを犯しながらまだ少しだけ残っていた理性に促されてコンタのチンコのゴムをはずした。
コンタがうわずった声をあげた。
少し変色すらして、明らかにコンタのチンコも限界を超えていた。
射精管理の快感の、その先にある苦痛にきっとコンタも忘我しかけていたに違いない。
皮膚が弾け割れてしまいそうなほどに怒張したコンタのチンコをローションまみれの手で激しくしごきあげる。
その声は長く尾を引くように掠れ。
俺の手の中で限界を超えてコンタのチンコがぶくりと脈動した。
コンタがひときわ高く啼いて、顎を激しく仰け反らせた。
足の指先が強く開いて
すごい勢いのザーメンが放出された。覆った俺の手の中、捕まえた瀕死の魚のようにびゅくびゅくと跳ねるチンコ。
指の間からつぎつぎとザーメンはコンタの腹の上にぼたぼたと落ちていく。
コンタのすすり泣くような喘ぎ。
その声に呼応するようにいくらでもザーメンは溢れた。
手の中でチンコが跳ねるタイミングで、コンタの腸壁も遠慮なく俺のチンコを食い締める。
吸い付くように、しぼり取られるように。
「んぁ・・・っっ・・・」
全然もたない。
コンタの声のまじる荒い呼吸をBGMに、俺もほどなくイった。
深い絶頂感。
尾底骨から背骨をゆっくり舐めあげるようなざらざらとした快感の舌。
肩甲骨の間ぐらいから急激に白熱して脳下垂体を一瞬で灼きつくす。
頭の中は真っ白。
失神する前の感覚によく似ていた。


コンタの目の焦点があっていない気がして俺は思わずコンタの顔を覗き込んだ。
あ、大丈夫。
コンタが俺を見た。
「ん・・?どした?」
脱力しきった気だるさが全身からなんともいえず漂うがほぼいつもどおりのコンタ。
いや
いつもより余裕ありげなのは気のせいか?
無理させて悪かった、といいかけたはずなのに一瞬言葉に窮してしまった俺の頭をコンタは抱きよせてキスをした。
優しく、深い。
コンタの舌は一切の弁明を許さず俺の言葉を葬った。
優しく深い。
おまえという存在はどこまで優しい?
すべてのものに相応しく降り注ぐ冷たい月の明かりのようで俺は不安だ。
おまえという存在はどこまで深い?
誰もいきついたことのない深海の暗闇のようで俺は不安だ。
「なんちゅー顔してんねん・・・・俺がいじめたみたいやないか」
「ん・・・コンタ・・・」
「ごめんとかやったら、そんなんいらんからな。」
「でも・・・・」
「ゆぅとくけどさ」
コンタは四肢を投げ出したまま照れたように少し笑って言った。
「俺、すげぇ楽しいで?おまえとセックスすんのって、すげぇ楽しいねん」
俺自身の声は失われたまま。胡座をかいて、黙ってコンタの言葉を待った。
「なんつーかな、あ、こういうのも気持ちえぇんや、って・・・多分俺、おまえが思うよりサディストでマゾヒストやで。
おまえが辛そうにしてるの見たらすげえ興奮するし、逆に責められてどんどんエロいことゆぅてまう自分やらいわせるおまえやらに興奮しすぎて壊れそうになる俺もおるし」
コンタはあはは、と笑って俺の顔をまじまじと見つめた。
「なんかなぁ・・・・おまえとセックスすると脳がエロくなるねん。体もそぉやけど。」
だから心配すんな、したいことしたいだけしたらエエ。できんこといやなことはせんから。

コンタはまた笑って少し肩を起こすとタバコ取ってくれ、と言った。


これまでこんなに相手の思惑が気になったことはない。
責めて、あれもすればよかったと後悔することはあっても、やりすぎたかもと心配したことなど皆無だった。
コンタはロンピの煙をうまそうに吐き出しながら  
「そんな泣きそうな顔せんとってくれ。虐めたくなるやん?」
今度は左腕を俺の腰にまわして体ごと俺を抱きとめた。
コンタの腹にぶちまけられたままのザーメンが俺の体にも塗りたくられたがそんなのは些末なことだ。
もうなんだっていい。
俺の耳を咥えて頬を舐めて唇を噛んで。

セックスに関してはノータブー、ノールールでいこぅや。
コンタの言葉は、俺をそしてコンタを解き放つ呪文だった。




一緒に入った風呂で、バックからめちゃくちゃに突かれた。
俺が射精してもコンタはノンストップで責めてきた。
風呂っておまえの声が響いてめちゃエロいから好きやねんなぁ。
そういいながらコンタは意識朦朧とした俺が二度目の射精をした直後、俺の口の中に射精した。

リビングの椅子にコンタを大股開きで縛りつけて、俺のフェラでチンコを勃起させたコンタのアナルにバイブを入れて視姦した。俺の執拗な言葉責めにコンタのチンコは萎えることなく20分以上勃起しつづけ、最終的に俺の上にまたがって激しく腰を使った。

玄関のドアのすりガラス越しに人や車の気配が行きすぎるスリルを味わいながら、立ちバックで入れられた。
こんなとこでケツ突き出して、おまえやらしすぎちゃう?
そんなにチンコ好きなん?おまえの穴、すげぇ締めてくんやけど。
コンタの言葉に射精した。



夕方まで飯もくわずに俺たちはセックスしつづけた。
時々すきっぱらにビールをながしこんでは僅かな酩酊を楽しみ、タバコを吸いながら普通の会話をインターバルにしながら。


さすがに俺もコンタもガス欠で夕方にはあらゆるセックスの痕跡を片付けてミナミに繰り出した。
ハードロックカフェでスミノフアイスを片手にナチョスに喰らいついたコンタが言った。


「れん、一緒に暮らそぅや。」

















コメント
この記事へのコメント
■きき■エロまで誉められた(笑)なんかね、他のゲイの子のブログとか読むとすげぇドライな感じがするんだよね・・・俺正直にぶっちゃけて書き過ぎなんかなぁ。と思ってみたり。
なんか彼らと俺ら、価値観は違うんだけどしてることはほぼ一緒だし。表現スタンスの違いだと思っていたいもんですが。ちょっと独り言みたいになったけど(笑)
ちなみに嫁にはいきませんw

■しおりさん■はじめましてwそうです愛があれば穴の差なんて。狩りですか、いいですねぇ。愛のハンター。俺は狩りの為の牙も爪も封印してしまいましたけどwそれでも狩猟本能はなくなりません・・・・俺の大脳新皮質がんばれ。

■しぐ■同棲、というなんとなくエロチックな響きの呼び方も好きだけど、俺的にしっくりくるのは「シェアリング」という概念かな。うん、多分それだ。お互いの生活を尊重しつつ共に暮らせる形態。・・・・またまだ先だけどねw

■はん■書いてる時は海馬総動員でがんばってますけどねー。なんか事象を書きすぎるとただのセックス実況になっちゃうし、気持ちを書きすぎるとオトメな文章になっちゃうし。加減がマイド難しいなぁ。
幸せ?
幸せはねぇ、「なる」ものではなく「気が付く」ものなんですよ。

■アコさん■ぐはぁ。吹き飛びましたかw本当はこのあとに書こうとしてたんですけど疲れちゃって。俺タイプ遅いからこれだけ書くのにも2時間強かかってますしw
ドラマなら絶対続き見てしまう展開でしょ?(笑)
オチ的には悪くないかと・・・(逃。)

■ゆか■俺は元々エロいんだけどねぇ。コンタがここまで俺についてこれるとは思ってなかったので嬉しい誤算・・・いや、ある意味俺よりボーダーレスかも・・・w
本当に時々怖くなる。コンタの許容能力と柔軟性に。もっと頑固だと思ってたからね・・・w
続きは本家でどうぞw

■こみゅ■にゅふふ。はからずも変なとこで本領発揮してしまったw寸止め地獄?wでももうアップしちゃったしなぁ・・・・もっと我慢させればよかったね・・・・(ぐわわ)

■そら■俺はいつでも悪態つきですよ、もちろんベッドでもw逆に悪態つかないとコンタに「元気ないやん」とか言われるしw
素直にオナニーしてたの、って言わない(いえない)そらのプライドの高さが笑えるエピソードやね。

■玲さん■俺もコンタとのセックスでそういう経験をはじめてしましたw
アドレナリン?脳内麻薬がだだ漏れになってしまうんでしょうね・・・。
手に負えない麻薬です。

■どんこ■途中で止めたら、書く気失せそうだったから・・・wみんなしんどいやろなぁ、とは思いつつ・・・まぁそこはホラ、B型だからw相手への気配りよりも自分の都合を優先させちゃいますヨw

■まり■んくく。なんか今回そういう子多い・・w彼氏をいじめたくなる人。
ありがたいなぁ。俺の記事でインスパイアされる人がいるってこと。
相手が声を殺せない状態になるとかなりキますよ。声で濡れること請け合い!是非お試しあれ。

■あき■毎度の如くエロエロですwだってエロくないとなんだか物足りないんだもん、俺が・・・w
エロ抜きは本家で書いてるし・・・最近ホテルいったり留守宅で発散したりしてるからついつい声を殺さなくなってそうでこわい・・・慎重にw

■ゆうこ■校正も構成も練りきれてない文章なのに誉めてくれてありがとw勢いで書いてるから勢いで読ませちゃってるかもね・・・・あはは(苦笑)
外ではけっこう距離取ってる分、二人きりになるとどうしても反動でこうなります・・・そのギャップすら楽しいから手に負えません、我ながら。

■沙羅おねぇさま■ですよね!ですよね!責めたいですよね!(大興奮。恥。)
俺、今も昔も手に負えないSやけど、その中でも変わったと思うのは自分の中に確実に潜むM性を楽しみだしたという点。責めたい、啼かせたい、壊したい、そして責められ啼かされて壊されたいという、矛盾のようで矛盾でない、表裏一体の感覚を認識できたこと。彼を責めながら自分が同じように責められてる所もイメージ出来てなお勃起する、これってある意味究極のSMだと思いませんか?(笑)
これからもご馳走いっぱい提供していきたいですが、くれぐれも食べ過ぎ・中毒にご注意くださいねw
2006/03/03(金) 11:20:15 | URL | 管理人:恋児 #-[ 編集]
本当に好きな相手は責めたくなる。
責めて責めて焦らして焦らして、切なそうな顔を見たいから。
だけど、責めきる直前、相手が豹変して逆にアタシを責め出すとき、
その時こそがアタシが待ってた瞬間。
獣になった貴方の顔が見たい。

今回の記事を読んで、そんなことを思ってました☆
へへ、やっぱりアタシってMだなぁ。

で、後日談も読みましたよ。
うん、やっぱりアタシでもそう答えたと思う。
だってどんなご馳走だって、毎日食べたら飽きるでしょ(違?)
でもレンジくんの若さで、そう判断できるってスゴイと思うよ。
とりあえず、これからもご馳走たっぷりの記事が読めそうで
嬉しい沙羅でした♪
2006/03/02(木) 16:11:33 | URL | 沙羅 #eHP7HEy2[ 編集]
レンジさんの文章って不思議だね。長くても、全然気にならない。文章に吸い込まれるように読んで読みきっちゃう。その文章を書く力尊敬します。(^^ゞ

相変わらずラブラブだね。(^-^)うらやましい・・・。レンジさんの文章読んでると私も男に生まれたかった。って思ってしまう。(^^ゞ
2006/03/01(水) 14:57:59 | URL | ゆうこ #-[ 編集]
相変わらずエロエロで。。。笑(´∀`*)
誰もいない家でおもいっきり・・・いいね!!
最高やなぁ~!!あきぱんも、思いっきり声だしまくりたい~!!って思っちゃったョ★普段は子供が起きないようにできるだけ抑えてマス。(それでも旦那には声デカイねん。って言われるけど・・・。^^:)
「一緒に住もう。」かぁ・・・。嬉しくもあり・・・不安にもなる・・・?あきぱんはいつも、幸せを感じるほどに、不安は募る・・・かな?(^∪^●)
2006/03/01(水) 11:23:55 | URL | あきぱん #-[ 編集]
エロエロですねぇ~。
私も攻めてみたいなぁ~って思ってしまいましたw

続きが気になる>< なんて返事したの~???
2006/03/01(水) 10:27:03 | URL | まり☆ #-[ 編集]
Σ(゚Δ゚*) ウォッ
嫁に(婿)に来いということか?(*´ェ`*)ポッ

ネタを出し惜しみしないレンジがスキだな。
わしなら テレホンセックスと 家でのセックスは
2部に渡ってお届けするわ(( ゚∀゚)・∵. ガハッ!!
2006/03/01(水) 09:51:19 | URL | どんこ #-[ 編集]
頭で逝くって感覚あるよね~。
頭の中で何かが溢れてくるのねw

大きな愛がないと、頭で逝くって不可能なんだろうな~と、
最近想うw
2006/03/01(水) 08:47:19 | URL | 玲 #-[ 編集]
オナニー中に掛かってきたコンタ君の電話に対して
悪態ついちゃうレンジが素敵。。。(笑)
私も一度だけ、一人エッチの真っ最中に彼から電話が来たことある。あぁん・・・もう少しでいきそうなのに。。。と、思いつつ着メロで彼だとわかっていたから、条件反射で「もしもし?」って出ちゃった。でも息も途切れ途切れでハァハァしてること、すっかり忘れていて「どうしたの?大丈夫?苦しそうだよ?」って(笑)

「うん・・・大丈夫、今走ってるの」って答えた私でした。(間抜け・・・)
2006/03/01(水) 07:05:22 | URL | sora #-[ 編集]
アコに同感!!!
にやつきながら読んでたのに最後で「は?」ってなった。
文章までサディストじゃん!!!
((o(> <)o))うずうずっ
2006/03/01(水) 05:03:29 | URL | こみゅ #-[ 編集]
二人ともエロすぎです。
愛する人の掠れた声…ゾクゾクしちゃいますよね。

最後の言葉で思わず涙。
私まで嬉しくなってしまいましたw 

あー、こんな風に深い愛情で、変わらず彼を包んであげたい!って思いました。見習おう。

続きがめっちゃ気になります。
2006/03/01(水) 00:23:29 | URL | ゆか #-[ 編集]
ちょっと待て!!

眠たいのをこらえつつ、いつもどおり微笑みながら日記読んでたが、最後の一言で眠気が一気に吹っ飛んだわ!

っつうか、いつもの日記の文章が前フリで、この一言がこの日記の「核」やん!しかもこのセリフで日記終わってるし!

で、どう返事した?どうなった!早よ詳細教えぇ!
2006/03/01(水) 00:08:05 | URL | アコギスト #-[ 編集]
うはぁ・・・w 
最後のコンタさんの一言にヤラれました。。。(ッ_ _)ッ 最近で一番のラブラブっぷりを見せてもらってます。。w エロぃはずなのに、読んでて幸せな気持ちが伝わってくるから不思議(笑)

恋児さん・・幸せになってくださぃw
2006/02/28(火) 23:03:36 | URL | han (*´ч`*)♪ #2j50GQ9.[ 編集]
やっぱ、いいなぁ(>_<)
ラブラブだぁ♡
あたいも最近、彼氏・彼女できて日々ラブラブです☆
れんじさん、とうとう同居???
2006/02/28(火) 22:12:39 | URL | シグ #-[ 編集]
初めましてこんにちは。
愛があれば穴なんてなんでもいいですね。
嗚呼、・・・・・しょうじきしみじみセックスしたい!

狩りにいってしまいそうです・・。
2006/02/28(火) 14:25:56 | URL | しおり #-[ 編集]
はぁ・・・・なんだか読んでいて幸せな気分になっちまいました・・(* ̄∇ ̄*)
もちろんエロも素晴らしかった(笑)けど、愛だなぁ・・・愛(*ノωノ)
・・・・れんじくんお嫁にいっちゃうの?w
2006/02/28(火) 13:37:23 | URL | KIKI #A9cyFz3c[ 編集]
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