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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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死に至る病であれと願う朝



日曜の朝。
恋人が隣で静かな寝息をたてている
浅くせつない夢から醒め
眠れない俺は
ヘッドフォンで音楽を聴いている





      
抱き合えば愛しいと思える
でもココロここにあらず、が
バレてしまいそうで上手くキスができなかった
ごめん


ココロ持って行かれてる
きっと君は気がついても
気がつかないふりをしてくれる
そんな君に甘えてごめん



今すぐにでもパソコンの電源を入れて
あのヒトに会いにいきたい
あのヒトの言葉と色と世界に触れていたい
少しでも長く
少しでも深く。
そんな焦燥感にも似た衝動を
失うことを恐れる臆病な俺が
かろうじて止めている
何も手放せないくせに。


恋は病熱。
誰から聞いたのか何かで読んだのか。

ではいっそ
恋は死に至る病
であればいいと思った。

いっそこの熱を抱えたまま
時間を止めてしまえれば。




         彼氏とか彼女とか
         呼び合わないけど君が好きだ
         なぞなぞは解けないまま
         ずっとずっと魅力的だった




あのヒトに触れることができるのは夢と妄想の中でだけ
夢の中であのヒトの唇が優しく触れた左の耳
熱をもってまだ火照る
夢の中であのヒトが絡ませてくれた指先
細い指先の感触にすら欲情した



この胸の痛みと熱を、手放せもせず









        彼氏とか彼女とか
        呼び合わないけど君が好きだ
        なぞなぞは解けないまま
        ずっとずっと魅力的だった







涙がでた。




こんなに好きでごめん。