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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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呪詛【res:】
土曜。

午前中ははずせないミーティングがあるとか言っていたコンタから午前11時ごろ俺の今日の予定をうかがうメールが入った。
今は本を読んだりゲームをしたりしているということと、夕方からおよそ一ヶ月ぶりのチェロのレッスンを組んでいることを伝えると
『ほなレッスン終わるぐらいに迎えにいったるわ』
とのことだった。
予定は未定だがおそらく午後4時ぐらいには帰れそうだという。
無理せんでええからな、とだけ含めおいてその時のやりとりは終わった。


やっぱり警戒しているんだろうなぁと思う。
森さんのことがあってから、コンタはしばしば抜き打ちで部屋にやってくるようになった。
ふらりと前フリなく部屋にやってきては話をし時にはゲームをし音楽を聴き2時間ばかり過ごして帰っていく。
そういう時俺は、ロックを解除した携帯をわざと目に見えるとこに置いてトイレに行ったりする。
携帯をチェックすることで安心が得られるなら、たやすいことだと思うからだ。
本当に携帯の中をみているかどうかは知らない。

この日もひと悶着あった。

7時にレッスンを終え、廊下に出る。
つきあたりの窓からは下の車道が見渡せるためコンタがくればすぐに分かる。
そういえば話したい人がいたので携帯を繋ぎ話をしながらコンタを待つことにした。
ほどなくコンタが俺の車で現れたが、話が盛り上がっていたのもあってしばらくコンタを車で待たせているとやがて。
見覚えのあるバーニンクレッドのXトレイルが俺のbBの後ろにぴったりつけて止まった。
やばい。
森さんだ。
時間は7時45分ごろだったと思う。
きっと8時からのレッスンに来たのだ。
やばい。
俺は会話も早々に終え、あわてて階下に降りた。
トラブルは未然に防がないと。
その時の俺はそう考えていた。


いつもどおり、新御堂筋を北へ走る車内からの風景。
運転席でコンタは窓をあけて煙草を吸っている。
結局、2人とも森さんに発見された。
俺ばかりに向く森さんの会話と、それを阻止しようとするコンタとのビミョウな会話の間で俺は少しばかり疲弊してしまった。
ずらりとならぶ江坂の居酒屋のネオンをぼんやりとみながら俺は、もうヤメや、と思う。
もう、2人の間に立つのはヤメや。
痛くもない腹を探られるのはイヤだが探られないためにあれこれ対策を練るのはもっと疲れる。
もうほっとこう。
勝手に出会って勝手に牽制してればいいや。
「・・・?」
コンタがぼそりと何か言ったが、窓の外から熱気とともに入ってくる騒音でよくききとれず俺は聞き返した。
コンタが言った。
「怒ってる?」
「べつに・・・?何か俺が怒るよおなことしたン?」
俺が怒る理由は事実、どこにもなかった。
コンタが森さんを意識するのも当然といえばそうだ。
俺も怒ってなどいない。
俺はコンタの横顔を盗み見た。
不安、嫉妬、自己嫌悪。
そのどれかであり、そのすべてであるような表情だった。
ああくそ。
面倒くせぇな。
面倒くせぇけど仕方がない。
ちょっと優しくしてやるか。


晩飯の残りをかきあつめ、肴をいくらか作り足し、ビールを数本部屋に持ち込んだ。
コンタの好きなラグマットの上に皿を並べ、あぐらをかいて向き合って食事を摂る。
腹が減っていたのか、ものすごい勢いでコンタは飲んで食った。
コンタのペースが若干落ち着いてきたのを見計らって俺はきりだした。
「あのさコンタ」
コンタは俺の作ったサモサにかぶりつきながら顔を上げた。
最後の一個だ。
ああ俺食ってないのに。
「ん?」
「もうちょっとさ、自信持てよ?」
コンタはもぐもぐと咀嚼を続けながら瞠目していた。
「おまえ、俺のカレシ、なんやろ?」
「ん・・・」
「森さんなんか相手にワタワタすんな」
するとコンタが最近よくするあの表情で少し俯いた。
「でも」

「うるさい。俺が好きなんはおまえなんじゃ。人の思惑なんか知るかい」


コンタは黙っていた。
あまりに黙っているのでおい、と声をかけると
コンタがあはは、と俯いたまま肩を揺らして笑った。
「あは・・・そんな喧嘩ごしで、スキとかいうな・・・」
覗き込んだコンタが涙を浮かべていた。
「・・・なに泣いとん・・そんなに嬉しいン?w」
「うるさいほっとけ」
顔を真っ赤にして、口をヘの字に結んだコンタは子供のようで。

おまえが好きだって。
おまえがいないと寂しいって。

俺にそう言わせたかったくせに。

言わなきゃ拗ねるし、言ったら泣くし。
まったくもぅ。
手がかかる恋人だ。





やんわりと。
コンタの左手からぬるくなりかけたビールの缶をとりあげる。
そのまま左手首を掴んで。
サモサの油のついたコンタの右の指先を咥えとった。
舌先を中指に滑らせ、口に含んでゆっくりとひきずりだす。
「れ・・・」
過剰に唾液を溢れさせて殊更にねっとりと指をしゃぶりあげると、またたくまにコンタの耳の先が紅潮した。
「ベッド、いこ」




ベッドにあがるとコンタの全体重が俺の体の上にのしかかってきた。
コンタのこういうところが好きだ。
欲望を絶対に隠さないし我慢しない。
俺の頭を両手で押さえつけ、深いキス。
開いた唇を合わせ、沈み込むように貪る粘液。
舌下、上蓋、歯列。
ひとつひとつ確認でもするかのようにコンタの舌がなぞる。
「・・・今日は?・・どんな気分?」
唇を、どっちのものかわからない唾液で濡らしてコンタが俺の唇を開放した瞬間を狙って言うとコンタが小さく笑って俺の肩先に顔を埋めた。
「わからんけど・・・とりあえずおまえとセックスしたい」
「入れたいとか入れられたいとかナイの?」
「今日はどっちでもエエわ」
えへへ、と殊更コンタが幸せそうに笑ったので
俺の悪い虫がそれなら、と起き上がった。
それなら、俺の餌食になってみる?


あはは、どっちでもエエんや。
泣きいれても知らんで?


と耳元で囁くとコンタの体がビク、と竦んだ。
いいねぇ。
その反応。
体中を、嗜虐の血が滾りながらかけめぐるのが分かった。
自然に口元が笑みの形になるような、うきうきとした感覚。
さぁ。
コンタの右手に俺の右手。左手に左手を重ねて優しく指を絡め合わせて。
コンタはもう知っているのだ。
優しい俺のしぐさが一番怖いことを。
コンタの呼吸が荒く、浅くなり、俺の太腿に当たるコンタの股間はデニム地ごしにも硬くなっていた。
全身は硬直し、囁いたときに触れた首筋にはもうしっとりと汗が浮いていた。
合わさった胸越しにコンタの鼓動が伝わるようだった。
冷静になってコンタの鼓動を聞いてみる。
2回/1秒程度の心拍数。有酸素運動域。
不安か期待か、もっと他の要因か、そんなことはどうだっていい。
優しく絡み合わせた両手。
油断しきったその手首をおもうさま掴んで
先日手持ちのアダルトグッズの奥から発見して綺麗にしておいた手錠で縛めた。
大袈裟にガチン、と降りた小さな錠の感覚と音がコンタの動揺を誘ったようだった。
「れん・・・おい・・・」
「どっちでもエエんやろ・・・?あ、あんまり暴れたら怪我すんで、コレ」
俺はきっとすごい笑顔だったに違いない。



手錠をかけた為に脱ぎきれないシャツを肩脱ぎにしたコンタが下半身を晒して肩で息をする。
壁に背中を預けて足を開いて座ったコンタのチンコを俺は咥えていた。
冷房のきいた部屋で、それでも打ちから滾る体温には抗えず俺は下着一枚で四つんばいになりコンタの股間に顔を落している。
喉の手前まで一気に咥え込み、軽く吸い上げながら根元を扱きあげると花が開くような吐息がコンタの唇から漏れる。
手錠で縛められたコンタの手首は、俺の邪魔にならないように自身の首の後ろに回され、コンタが快感に身じろぎするたびにわずかな金属音をたてていた。
血管の隆起までわかるほど怒張しきったコンタのチンコを、溢れる唾液と舌と唇と時には歯で責め立てながら、開かれたコンタの両膝の内側に手をかけ必要以上にまで押し広げるとコンタが悲鳴に似た声で哀願した。
「れん・・やめ・・・」
「アホか。足開いてしゃぶられて、チンコこんなんにしとるヤツがナニゆうてんねん」
膝裏にかけた手をすばやく内股に滑らせるとコンタの吐息にまた花が開いた。
コンタの吐息のかたちは、ロータスに似ていると思う。

仏の庭で、妙音を伴い咲く蓮の花。
悟りに繋がるその花弁。
俺はそれを愛でながら一枚づつむしりとってみたい。



厚手のバスタオルをコンタの尻の下に潜らせて、俺の唾液とコンタ自身の我慢汁で光るチンコにローションをボトルから直接垂らした。
「あ・・・ひ・・・ッ」
体を竦ませコンタが悲鳴に似た声をあげたがこれはいつものことだ。
亀頭にたらたらと粘質の透明な液体がわだかまっては伝って落ちる。
「見てみ、チンコ・・・めちゃエロ」
俺の言葉にコンタはけなげにみも視線だけで応じた。
ローションでコーティングされて、コンタのチンコはことさら威容と猥雑さを増していた。
「う・・・」
言葉にならない呻きとともにコンタが耳の端を真っ赤に染めて視線を逸らした。
あはは。
よく心得てるよなぁ、そういうしぐさが俺の嗜虐心を更に煽るってこと。
俺は立ち上がって自分の股間をコンタの鼻先につきつけた。
俺のチンコはぴったりしたボクサーパンツの生地を押し上げて勃起していた。
ヒップハング仕様のパンツから先端を覗かせて。
「ほら」
「・・・・」
「いらんの?コレ」
それだけの会話でコンタはもぅなんの迷いもみせずに下着ごと俺のチンコを咥え取った。
口だけで何とか下着を少しおろし
勃起した俺のチンコを深く・・・咥え取った。
一気に駆け上る快感に鳥肌がたった。
「ちゃんとしゃぶれよ?好きやろ?コレ」
コンタは無言だった。上目遣いに俺をちらりと見ただけだった。
俺はコンタの前髪をきつく掴み乱暴にチンコから引き剥がした。
反抗したら躾けるだけの話。
「好きや、ゆうてみ?れんのチンコしゃぶるの好きです、って言え」
一度俺の視線から目を逸らし、しばらくの沈黙の末再び俺を見たコンタの目は完全に服従の色だった。
「俺・・れんのチンコ、好き・・・・な・・・早くしゃぶらせて」
俺には真似の出来ない順応力。


シックスナインのかたちを取って俺のチンコを下からフェラするコンタの舌は、知り尽くした俺の性感帯を丹念に舐め続けていた。
カリの裏側から裏スジ、玉に続くライン。
俺は上から射精を促すやり方でコンタをしごきあげていた。
俺のチンコを深く咥えながら呻くコンタの射精は近い。強めに扱き上げながら亀頭を浅く咥えた。
ローションはすこし甘い。
さきほど大量に垂らしたローションが、重力の誘うまま蝸牛の如き痕跡をコンタの陰部に刻んでいた。
チンコを伝って、陰嚢を濡らし、会陰を這い、そして。
アナルを潤す。
丹念にフェラチオをつづけながら俺は左の中指と人差し指をゆっくりとそこへ沈めた。
コンタが俺のチンコから口を離し声をあげた。
快感に塗りつぶされた喘ぎ。
「れ・・・ん・・」
コンタがせつなげに俺の名前を呼ぶのを聞きながら、ゆっくりと指をしずませ、温かい体内を探りコンタの少し硬直した前立腺を擦りあげる。
うわずったコンタの哀願するような声が俺をさらに興奮させた。
落ち着いた大人の男が、女の子のように啼く。
くちゅり、とローションに空気が爆ぜて、コンタの体がびくりと反応した。
コンタのアナルはその一呼吸ごとに緊張を緩めていくようだった。
俺のそんなに細くはない指をずっぷりと飲み込むアナル。
それを見てまたチンコを硬くする俺。
ヤらしい体になったなぁ。
俺もこいつも。
瞬間背筋を微電流の快感が走った。
コンタの舌が俺のアナルに這ったのだ。
「んあ・・・コンタやめろ・・ッ」
手首を縛められて不自由な体を、懸命に捩じらせてコンタが俺のアナルに執拗に舌を伸ばす。
そぅだ。
舌を少し這わされるだけで体の芯にたまらない疼きが芽生えるほどに、俺の体はいやらしくなった。
「どないしたいん・・・・」
「ん・・ぁ・・ッ」
指をねじりこんでコンタの悲鳴を誘い、チンコを更にしゃぶりあげて喘ぎを誘う。
「入れたいン・・?」
「い・・・れたい・・・」
「どっちでもええゆうたやん・・・」
「うん・・・どっちでもええ・・・」
「どないやねん」
俺が笑うとコンタがく、声を押し殺した。
そう。多分。
どっちでもいいのだ。
今にもはちきれそうに勃起しきって脈動するコンタのチンコはもう射精したくて仕方がないのだ。
どうでもいい、なんでもいい、とにかくイきたい。
わかる、わかるでコンタその気持ち。
「イきたい・・・?」
俺の内股をコンタの髪が撫で、股の間でコンタが激しく頷いたのが感じとれた。
「んー、ちゃんと口で言えや」
前立腺をちょっと強めに刺激しながらチンコをしゃふりあげ、コンタの足を更に広げる。
コンタがまた声をあげた。
俺の口の中でまだなお怒張をつづけるチンコの根元をぐ、とおさえこむ。
それだけで俺の意図はコンタに伝わる。

イきたければ服従しろ。

ほどなくコンタが声を震わせながら小さく言った。
「れん・・イきたい・・・イかせて・・・ッ」


はい、よくできました。

但しその通りにするどうかは俺の気分次第ってことも知ってるよな?




仰向けになって、手錠で縛められた両腕は頭の上、擦れた皮膚が赤くなっている。
バンダナで目隠しをするとコンタが不安そうに俺の名を呼んだ。
俺は答えない。
ゴムをかぶせたバイブの先でコンタの唇をちょん、とつつくとコンタが首をかしげた。
更に強く押し付けるとコンタの唇が薄く開いた。
「ちゃんと濡らせよ」
その隙を逃がさずぐい、と押し込む。
「んぅぅぅ」
コンタの拡がったアナルを指でかき回しながら口をバイブで陵辱する。
苦しげな吐息を吐きだしながらそれでも俺の意図を明確に酌んで自主的にバイブをフェラチオするコンタ。
興奮しないわけがない。
自虐を貪るように偽物の性器にしゃぶりつくコンタ。
俺のためにここまで狂ってしまえる男。
性欲に、嫉妬に、独占欲に。
愛しくないわけがない。
そう、こんなに好きで愛しくて、でも虐めたい。
バイブを口から抜き去るとコンタの唾液がバイブに追いすがり、ぽたりと首筋に滴った。
「なんや・・・そんなにうまかったん、バイブ」
冷たい声音で言い放った俺の言葉にすらコンタは体をすくませる。
コンタの逞しい足首を掴んで力まかせに開き、上へと持ち上げコンタのアナルを晒すとコンタがう、と唇を噛んだ。
勃起したチンコ、薄く口を開いたアナル。
「やーらし・・・」
唾液に濡れたバイブを少し乱暴にアナルへと埋め込んだ。
コンタの声帯からたまらない声があふれ出た。
俺の脳内から、あの甘美な麻薬も同時に。
コンタの目隠しをとってキスをした。
額を押さえ込んで、唇を咥え込み、舌を噛んで歯をなぞって。
「れん」
「気持ちエエ?コンタ」
コンタが返事の代わりのように俺の唇を貪った。


バイブを突っ込まれたまま仰臥するコンタのチンコをアナルに埋め込んで、俺は腰を使っていた。
体の最下層で沸き立ち生まれる泡沫のような快感は、間断なく俺を満たしていく。
コンタはアナルとチンコからくる快感に声を抑えられず、俺にタオルをつっこまれ、それでも喉の奥で呻き続けていた。
たまらない充足感と同質の快感を受胎する深部、摩擦がセックスの実感を伴わせコンタの欲望の度合いを直に感じる中部、そして男だけが持つ謎めいた性感帯を有する浅部。
奥まで届くように腰を深く沈ませてはゆっくりと摩擦を楽しみながらぎりぎりまで腰を浮かせて前立腺をコンタのカリで刺激する。
「んぁぁぁぁぁ・・っ」
俺の声とコンタの絶え間なく溢れてくるうめき声、そして俺のアナルから溢れたローションがたてる湿った音。
部屋を満たす淫猥な周波数。
一気に腰をおろすとコンタがひときわ大きく呻き、俺も喘いだ。
最深部、こんなところにすら俺の快楽の端末は存在しているのだと実感できる。
大切な相手を体の奥で感じられるという幸福。
眼下にはコンタの見事な大胸筋と割れた直腹筋そして我慢汁を垂れ流す俺のチンコがあった。
コンタの手が俺の膝をきつく掴んだ。
覗き込んだコンタの目尻を涙が伝っていた。
あーあ。
また泣かせてしもた。
俺は笑いを抑えられなかった。
「あはは・・・かわいそぉに・・・」
コンタにイかせて、と言わせてからもぅすぐ1時間が経とうとしていた。
俺は体をよじってコンタに埋っているバイブのスイッチを強に切り替えた。
「ん、ぐぅ・・ぅぅぅぅ」
コンタの体がびく、と反応し、喉からくぐもった悲鳴が漏れた。
「俺が動いたるから、集中しとけよ後ろも前も」
涙目のコンタがコク、と頷いた。
ただ射精というゴールに向かって走り出したらもうとまらない。
欲望のままに腰は勝手に、そしてがむしゃらに動いた。
バイブの振動、ローションの湿った音、コンタの呻きと俺の嬌声。
コンタが体を震わせて射精し、俺もほどなくコンタの胸にザーメンを飛び散らせた。



俺の中に、まだ勃起をやめないチンコをうめたままコンタがう、と何かいいかけたので俺はしぶしぶコンタの唾液を存分に吸ったタオルをひきずりだしてやった。
「まだ終わりちゃうぞ、チンコこんなにがちがちにしやがって」
俺が高飛車に言うとコンタがん、わかっとる、と呟き、俺を見上げた。
生理的な涙に濡れて奇妙に綺麗な輝きのコンタの目と視線が合った。
「れん」
「なんや」
「すまんかった」
「・・・なにがやねん」
「ここんとこいろいろ」
「もうどうでもええわい・・ンなこと」
「好きやねん、れん」
「・・・知っとる」
「れん」
「うるさい、もぉ黙れ」


分かってる。
知ってる。
言葉には呪力がある。
もう何度かけても一緒だろ。
こんな最強の呪いごと。


手錠で擦り切れ始めたコンタの手首は無視した。
はずすかわりにいっぱい舐めてやった。
コンタは俺に跨られたまま俺の中でもう一度射精し、その後四つんばいにさせられ俺のチンコにアナルを抉られて2回射精した。
最後まで声や視界や射精を俺にコントロールされたあげく、最後にイった時には軽く意識を失っていた。
ほんの数分だったがちょっと焦った俺。


「だいじょぶ・・?」
「うん・・・」
ぼんやりとうつ伏せで脱力するコンタの背中に覆いかぶさる。
「これだけ愛情表現しても、おまえは口で言うたらなわからんアホや」
え、と振り向きかけたコンタを制した。
後ろから、耳元で。

「コンタ、好きや・・・」



この言葉の持つ力は
かけられた側もかけた側にも有効な
一種の呪詛である



と思った。



コメント
この記事へのコメント
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2006/09/12(火) 12:21:44 | | #[ 編集]
【res:】
■ゆか■あはは、口で言わないとわからないくせに、彼氏にも好きってなかなかいえない見栄っ張りw
2年前か・・・彼氏すげぇ言霊力の持ち主なんやなぁ・・・俺の言霊は力が弱いのか効きが悪いのかすぐ効力を失ってはコンタを寂しくさせてしまいます。
チェ。めんどくさ(笑)
2006/09/11(月) 08:03:04 | URL | 恋児 #-[ 編集]
私も、口で言わないとわからんアホです(笑)

彼に好きって言うぞ!って思ってから、どういうときに言おうか、あれこれ考えていたのですが。
(気合を入れないと言えない。)
うん、やっぱり直球が一番ですねw
なによりも、好きって言葉は、私の喉から出たがりません。
彼もあんまり言わないけど。

私も2年くらい前の彼の愛の言葉に囚われたままです。
多分、これからも。
2006/09/09(土) 10:38:57 | URL | ゆか #-[ 編集]
【res:】
■アコさん■だって俺のサモサうまいんだもん・・・一個ぐらい食べたいヨ!w俺が作ったのに・・・
食いモンの恨みは怖いのだ。フフフ。
でもまあ虐めてやったから満足ですけどね?w

■secret-W■Sモードの時は比較的冷静ですね。興奮したいのはヤマヤマなんだけど、あんまし燃えきってしまうと相手の反応が見えなくなって自分が射精するだけに向かっていっちゃいますからw体は熱く、頭は冷やして、がSの基本姿勢なのでは(いやわかんないですけどw)
やっぱ俺、対人が苦手なんですよ、きっと。
たとえぎきっとコンタに手紙を書けば好きって書けるとおもうし。
そんな俺には「好き」と声で伝える作業すら重労働なのです・・・

■secret-S■ああ・・・欲しいのかな。でも欲しい顔はしたくなくて、貰っても素直にありがとうはいえなくて、でも心の中ではすげぇはしゃいでて、でもそんな自分を否定したかったりで。
ハイ、ややこしくてごめんなさい(笑)
言い得て妙すぎて絶句しました。
そう。
俺は自己中で傲慢で欲張りで貪欲なのです。
昨日、同級生の大谷んとこに1人で飲みに行きました。「恋に腹八分目なんてナイ。吐くまで食え!」
といわれました。
いやもう時々吐いてます(笑)

■bule■エロしか取り得がナイもんで(笑)がんばって書かせていただきましたw
コンタ・・・かわいいかなぁ・・ああ確かに虐められてる時はカワイイね(鬼畜)
2006/09/09(土) 06:58:11 | URL | 恋児 #0iyVDi8M[ 編集]
うっ、エロい。 
しかし、コンタさん可愛いですね(笑)

この言葉の持つ力は
かけられた側もかけた側にも有効な
一種の呪詛である   
・・・そうなんですよね~ (´Д`;)/ヽァ・・・
2006/09/08(金) 22:57:19 | URL | bule #2ykNyDH.[ 編集]
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2006/09/08(金) 19:34:46 | | #[ 編集]
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2006/09/08(金) 15:50:47 | | #[ 編集]
な…なげぇ…。久々に読むのに疲れたわ。
エロの部分が大半だったはずなのに
一番印象に残ったのは
>コンタは俺の作ったサモサにかぶりつきながら顔を上げた。
>最後の一個だ。
>ああ俺食ってないのに。

だった。
なんか微笑んでしまったw
2006/09/08(金) 13:28:50 | URL | アコギスト #-[ 編集]
【res:】
■どんこ■むは・・・書いてる時は結構必死やったんやけどなー。冷静に読み返してみればおっしゃるとおり(笑)
やっぱりまだまだスランプ抜けてないみたいダネ。
でもまぁすがすがしいエロも書きたい時にはかけないので結果オーライ(ヨクネェヨw)

■secret-S■んー、男って自己中で我儘だからねー。俺も同様に。
だから慰める言葉もきっと白々しくなっちやうと思うし多分そんなの求めてないよね。
男はバカだから。まぁそれに尽きると思う。
バカにつきあうのって結構疲れるから。
しばらくは少し離れたところで体力充電したらどうでしょうw
俺に?
俺けっこうひどいことしちゃいますけどイイデスカ?w記事には書いてないだけで・・・(含笑)

■secret-H■とんでもないです。こちらこそ、なんかひきこもりでごめんなさい。コメントも何回書いては消したか(笑)
俺は久しぶりに「キク」と「ハシ」にあいにいきました。
俺は彼らでなくてはダメでした、スズハラトウジではなく。
もう少し安定したらまたコメントしに行きます。
気長に待っててください、どうか。
2006/09/08(金) 12:46:03 | URL | 恋児 #0iyVDi8M[ 編集]
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2006/09/08(金) 12:28:00 | | #[ 編集]
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2006/09/08(金) 10:48:42 | | #[ 編集]
なんか・・・・
今日はなまめかしさがなかったような気がする。

すがすがしいわ。
スランプですね。ドンマイ。
2006/09/08(金) 08:54:23 | URL | どんこ #-[ 編集]
【res:】
■けいさん■いやー、たまにはエロいのもかかないと「裏」の意味ない気がして(笑)
やっぱり何があっても失くせないし、こいつじゃなきゃダメなこともあるし。
やっぱり他人同士が分かり合うってすごく難しいことだと思う。いまだに俺はコンタの嫉妬心が理解できないし、コンタは俺の無頓着が信じられない。
でも歩み寄ることはできるからね。
最善を尽くさずして終わりを迎えるのは一番悔やまれることだから。

■きき■あはは。ひさびさのエントリにしてはキツい?w
ノーコメント大歓迎です(ナニッ)

■スカイ■ありがとうございます。そう、ただのエロ記事です・・・w

■secret-C■あいた・・・痛いよ。痛すぎる。
そう、まさしくその通り。
新しい言葉なんてもうどこにも生まれてこないのかもしれない、なんて絶望的に気持ちだったことまでお見通しですね。
まだ時間、かかるかもしれません。
2006/09/08(金) 07:55:05 | URL | 恋児 #0iyVDi8M[ 編集]
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2006/09/07(木) 22:32:24 | | #[ 編集]
えろっ。
2006/09/07(木) 19:33:08 | URL | Sky #fZJq2zbM[ 編集]
うーんと・・・うーんと・・・
・・・・・(ー’`ー;)ウーーン・・・・・・・
非常にコメントしにくいので今回はパスで。( ̄ー ̄∂) ポリポリ
2006/09/07(木) 14:44:07 | URL | KIKI #A9cyFz3c[ 編集]
お、久々の裏更新だ♪
そして…えろいッッ!!

>まったくもぅ。
>手がかかる恋人だ。
そういいつつ、思いやってる姿が微笑ましいw
ほっとけない大事な恋人なんですね♪

「コンタ、好きや・・・」
は、ようやく口に出して伝えたなーって思って
自分の事じゃないのに嬉しくなりましたよ!!
たまにはちゃんと言葉で伝えるのも大事なんですね…w
2006/09/07(木) 10:37:35 | URL | けい #HQqHXCfI[ 編集]
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