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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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忘れていたものを取り戻す度に僕たちは
 ´,_ゝ`)プッ



タイトル銀色夏生みたいやの・・・(でも銀色好き。)

ちょっと古い?

ってかみんな知ってる?(汗)





さて今日は長崎の続き。

優しいコンタに一歩を受け入れてもらった俺はもぅすっかり有頂天で、そのあと復帰した部屋での大宴会では浴びるように飲みまくった。

おかげさまで翌日の午前中はバッチリ頭痛・・・



そやからコンタがいつも俺の隣におってくれたのに気がついたんは昼過ぎに長崎市内についてちゃんぽんを食べるころやった。

ずばずばちゃんぽんを食べながら(激ウマやった・・・・

ありがとう、て言うたらコンタは不思議そうな顔をしてからあははぁ、と笑った。

「なに気つこてんねん」

「あはは」



意識してるんデスよ、コンタくん。



んで



コンタは優しいからつきあうってゆぅたらそういうふうにするもんやて思ってるんやろか、



とか



男が好きとか言い出した可哀想な親友を哀れんでしてくれてるんやろか、





とか





ぐるぐるぐるぐる・・・・

これって10代の思考。

こんなオレ様にだって青い時期はあったのさ。

だって俺の中で恋愛インフレが起きたん19歳の秋ぐらいからやし。



「うぉい、れん~まだ頭痛いんかぁ?薬やろか?」ケイタ。

「さすがのれんもあんだけ飲んだらこたえるかぁ」みじゅき。

一同笑。

うるせぇ、静かにしろ。(心の叫び。


と、

コンタがいきなり俺の眉間に指を添えた。うぉぉっ!と声をあげると

「れん、眉間にしわ」

「は・・・・」

こんにゃろこんにゃろ、と冗談めかしていいながら眉間にできていたらしいシワをのばすコンタ。なんかめちゃ一生懸命なんですけど。



なんかおかしい≧(´▽`)≦



「ナニしてんねん」

ふいっと笑うとコンタが指を離してニヤリと笑った。

「オトコマエがだいなしでございます」



コンタさん。

俺はもう頭痛どころではありまセン。

違うところが痛いデス。

ビンビンで痛いデス。



はぁ・・・・ダメダメな俺・・・







隣に俺の気持ちを受け入れてくれたコンタがいる、という喜びと

それに性欲がともなう悲しい自己嫌悪がごちゃまぜになりながら

その日の旅程は無事終了。

長崎中華街のみなさん、そのせつはご迷惑をおかけしました。

うちのゼミ、悪ノリが激しいので有名なんで・・・・( ´,_ゝ`)ププ



夜はハウステンポス(の近く)のホテルで一泊。

ホテル近くのボックスでまたも大騒ぎ・・・・(ボックスのお兄ちゃんホンマゴメンナ)



なんかココロが疲れ気味だった俺はみんなに不審がられん程度に騒ぎながらトイレに行くゆぅて、部屋を出た。別におしっこなんで出ぇへんねんけど。

どこいこかな・・・とぷらぷらとフロントの方へ歩いているとフロントにつくまでに右に折れる通路があって、非常口の緑のランプ。鉄製のドアをあけるとうすぐらい階段があった。俺はそこに座ってたばこに火を・・・・



ないやんけ。



部屋に忘れてきたんや・・・ついてない。



「そこトイレちゃうぞー」

振り返る。

やっばりコンタやった。

くわえタバコで立っている。

「尾行したな」

「そうそうおまえの匂いを嗅いで~」

「そんなに臭いんかよっ」

「かすかにウィークエンドの匂い~」

クンクン俺を嗅ぐしぐさ。俺のつこてるコロン覚えてたんや・・・・

「あほづらや」

俺が毒づいてもコンタはあははぁ、と笑って軽くかわして俺の隣に腰をおろす。

「あ、コンタたばこもっとる?」

コンタは首を横に振って、間髪おかず

「これでも吸ぅとけ」

自分が吸ってたタバコを指に取って俺の唇に押し当てた。

少し湿ったタバコの感触。

俺にためらいなんてあるわけないやん。

思いきり吸いこむと頭の後ろのほうがしぃんと白くしびれるカンジ・・・

そっか、こいつロンピ吸ってたっけ。重い・・・

「効くやろー」

「めちゃクルな・・・」



しばし沈黙。



なんでやろ?

なんか落ち着く。



「おい、れん」

まったり吸っていたたばこを取り上げられる。

ああ、だいぶ短くなっとるガナ。

「おおすまんすまん」

とりあげたタバコをコンタはでも吸わずに、俺の顔をまじまじ見た。

「キスするで」

・・・・うそ。

「なんで」

「そんな気分やから」

「だからなんでそんな気分やねん」

「れんはイヤなん?」

それどころかもっと他のことまでしたいわい。

とは口には出さへんけど。

ああそや今聞こう。

今日のぐるぐるもやもやについて。

「いや・・・だって、コンタは別に男が好きなわけちゃうねんし。無理に俺にあわせんでええねんで?」

コンタがあははぁ、とまた笑った。

「したいことはするわな。したないことはせぇへんけど。」



あーそやったそやった。コンタはそぉゆう男やった。



せやから、「キスしてもええ?」じゃなくて「キスするで」なんや。



「オマエの気持ちもわからんでないけどなぁ、れん、もう肩の力抜いとけよー。まぁ問題はいろいろ出てくるやろけど、それはそん時、ゆぅことでな」

そして泣いてる子供をあやすみたいに肩に手を回してぽんぽんと叩いた。



コンタ。

おまえを好きになってよかった。



涙が出た。



不覚にも泣いてしもた。

そういえば4年前にしたひどい失恋の時にもコンタの前で泣いたっけな・・・



俺が涙をとめるのを待って、コンタがリベンジ。

「キスするで」

今度は俺が返事する前にコンタの唇が声をとめた。



コンタのタバコみたいに頭の芯が痺れた。

初めは唇だけが触れて、一瞬唇が離れて、また触れた。今度は深い。

コンタの舌が上唇の内側を滑った。

それだけで勃起した。

コンタの舌はタバコの味、多分俺の舌も。

粘膜同士が触れて、何かがはじけた気がした。

俺は夢中でコンタの口内をむさぼった。

コンタの舌も俺の上蓋をなめる。コンタは冷静な舌先で俺の口の中を観察するみたいに探っていく。

カラダがうずく。

詳しくはどこかわからんけどいつも絶頂感がうまれるところが熱いカンジ。

動悸があがる。(これ書きながらまた勃起した・・・・(ノ゜⊿゜)ノあう

「ふーん・・・・れんってこんなキスするんやなぁ」

唇を離したコンタがあははぁ、と笑って俺を抱きしめた。

それはこっちのセリフや・・・・

耳元でコンタの声がくぐもる。

「オマエにオンナがとぎれんワケがちょいわかったわ・・・」

「なんやそれ」

「エロい。」

はい、たしかに(笑)

煩悩のカタマリですから(笑)

「オトコはエロくてナンボや」

コンタが耳元で小さく笑った。

「なぁコンタ」

「ん?」

「トイレいってくるわー」

コンタがカラダを離して立ち上がった。

「なんや、しょんべんしたかったんや」

「ちゃうちゃう。勃ってもたからなんとかしてこなあかんやん」

「えろっ」

コンタと俺は笑った。

ほないこ、とドアをあけながらコンタが行った。

「もぅちょっとだけ、待っててな。れんがトイレいかんでええように、考えてみるから」























恋を重ねるたびに俺たちはいろんなものを失くしていく。

手元に残るのは思い出ばかり。

すぐ開いてしまうお財布みたいに、恋にもすぐ落ちる。

はじめて誰かを本気で好きになったときのことを覚えてる?

忘れていたその気持ちは

新しい歯ブラシみたいや。



でもその痛みを思い出すから

忘れていた気持ちを取り戻すたびに

俺たちは臆病になる。





































俺の人生、期待大。





\(^▽^\)(/^▽^)/





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