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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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光の射すところへ。【res:】
ども。
レンジです。
余裕で卒業試験中なのに日記更新という暴挙にでております。
卒論に比べれば楽なもんです。
というか、卒論で散々吸収したのが役に立ってるというか。
おかげさんで記憶力だけはいいのである程度のキーワードさえ押さえとけばあとは論述文の構成でなんとでもなります。
いやマジでw
卒論からの開放の反動か、妙に気分の起伏の激しいこのごろ。
誰かと話したかったり、誰とも話したくなかったり。
一昨日。
火曜。
朝から憂鬱だった。
寂しいわけじゃない。
悲しいわけでもない。
腹が立つわけでもない。
ただ漠然と不安。
ただ漠然と倦怠。
ただ漠然と苛だち。


コンタに電話をかけた。
『なんや、こんな朝早よから』
笑いながらいったコンタに、俺は言葉を用意していなかった。
何か言わないと。でも言葉は喉元でつまって出てこない。
何を伝えればいいのか。
寂しくもなく悲しくもない。伝える言葉は容易にはみつからなかった。
しばらくその沈黙を共有した後、コンタが携帯のむこうで笑った。
『9時過ぎにはそっち着けるからな。それまで寝とけ。』
「なんでやねん」
勝手にせぇ、と笑ってほなまた後でな、と電話は切られた。


誰とも話したくない。
コンタだって例外じゃない。
でも。


約束どおりコンタは9時すぎにやってきた。
階下で俺の母親とコンタの軽快な会話が聞こえ、俺はパソコンを切る。
1段抜かしで階段を駆け上がるコンタの足音。
部屋のドアがあく。
ダウンコートのコンタ。
「メロウくん。差し入れ持ってきたで」
コンタのダウンコートから現れたのは空色。
どこか見知らぬ湖のような青。
「朝から酒?」
俺の大好きな〝ボンベイサファイア〟。
ジンらしからぬ香りが好き。
コンタはまだ封をきっていないそのボトルをローテーブルの上に置いてダウンジャケットを脱いだ。
「試験大丈夫やろ?」
「うん」
「ほな飲も。たまには雰囲気変わってえぇやろ。」

二時間、ほとんどコンタがしゃべっていた。
俺は相槌をうちながら杯を重ねた。
ボンベイサファイアが3分の1ぐらいまで減ったあたりで、コンタがふいに俺の肩を抱き寄せた。

「れん、もぅさ、俺おるから。」

こつ、と頭を俺の頭にぶつけて、コンタの声は耳と骨から同時に俺に届いた。

「そぉいう、我慢とかナシでさ。」
「我慢なんかしてへん・・・・っ」

コンタはあはは、と笑って
「俺おまえのそういう意外と脆いトコ好きやで。」
腹の立つことをさらりと言ってのけて、コンタは俺の耳を軽く噛んだ。



ボンベイサファィアは半分残ってテーブルの上。
組み敷かれた俺の唇をコンタの唇が長く塞いでいた。
ボンベイの独特の芳香と、お互いの歯列と粘液を楽しみながら。
暖房の効いた部屋で、序々に体の芯からの熱があがってくる。
尾てい骨のあたりで鼓動する欲望。
コンタがふいに唇を離して俺の右手首の内側をぺロリと舐めた。
「ひぁ・・っっ」
「あは、すげぇ反応・・・皮膚薄いから?れんがエロいから?」
たのしげに笑いながら腕の内側をゆっくり舐め上げていく。
肘の内側でまた声が出た。
そして脇の下。
くすぐったいのと気持ちいいのとのぎりぎりの境目を辿るコンタの舌に俺は忘我しそうになる。
「あ・・コンタ、今日俺なんも準備してねぇ・・・」
快適なアナルセックスの為には省略できない手順がある。
強制排泄、腸内洗浄。
俺にとって多少な屈辱的なこの行為は、それでもその後にコンタとのセックスがあるという事実だけで甘美なオナニズムを伴う。
男のチンコを受け入れるために俺は。
うっかり流されてその段階を飛ばした状態でアナルセックスをしてしまうと(幸いにもまだその経験はないが)きっと後でブルーになると思われる。
んー
絶対なりそう。
「ん、大丈夫。」
何が大丈夫やねん。
俺スカトロ無理ですし(笑)
コンタの舌は脇腹を執拗に責めている。
きわどい感覚に俺の腹筋が震えた。その腹筋の震えを楽しむように、コンタが更に舌を這わせる。少しでも気を抜けばあの境界線を踏み越えてしまう。
くすぐったさの領域に入ってしまえばこの状況も覆せよう。
笑いの中に燃えかけの性欲を消してしまえる。
それでも俺は快楽の領地を絶対出ない。
俺は貪欲だ。
無気力だったはずなのに、もうこんなに手放したくないものがある。
「コンタ」
「なに?」
「俺、セックスしたかっただけなんかな・・・」
「んー?」
「いろんなことを、セックスで誤魔化してるって感じがする・・・」
コンタはけれど俺の言葉など聞こえていないように俺のジャージをボクサーパンツごとひきずりおろした。
半勃ちの俺のチンコがぶるん、と空気に晒された。
コンタはいきなり俺のチンコを咥えとった。
噛み付くように咥えて、痛みを感じる寸前で優しく表情を変えるコンタの舌。
「んく・・・コンタってば・・・」
深く根元まで咥えとって、たっぷりの唾液の中、舌先がカリの部分をのぞり、俺は思わず腰を浮かした。
執拗にカリから裏筋をなぞる舌、俺は思わずコンタの髪を掴む。
無意識のうちに開こうとしていた足は脱がされかけのジャージとボクサーパンツに阻まれた。
コンタが湿った音をひびかせながら頭を前後に動かす。
弱く強く吸い上げながら。
「コンタ・・!」
「れん、全部満タンにせぇ。食欲も性欲も睡眠欲も。それからや。」


シーツの上にひいたバスタオルをローションが冷たく濡らす。
濡れた音が絶えず俺とコンタの股間から響いている。
コンタと俺は向かいあって座っていた。
コンタはあぐらをかいて。
俺は両膝を立て大きく開いて。
「かなりクるな・・・コレ・・・」
コンタが笑いにならない笑いを漏らした。
コンタの右手は不規則なストロークで自分のチンコをしごいている。
少し照れながら、それでも奔放で大胆なオナニー。
俺がせがんだ。

オナニー見して。

俺のチンコは正直結構ヤバい。ローションのすべりも悪くなってきたが、その抵抗感がまたたまらない。
感覚をチンコに集中しながら、目はコンタから離さない。
くちゅ、と湿った音が俺の思考を塗りつぶす。
でもまだイきたくない。
まだまだこの状況を続けたい。
「コンタ、いっつもそないしてオナニーするん・・・?」
「んー・・・あんまりせんけどな・・・まぁこんなカンジ・・・」
「たまにはする・・・?」
「ん・・まぁな・・・」
「オカズはなに?」
「んー・・・」
「俺でシてくれてる?」
俺はもっと欲情したコンタの顔が見たかった。
欲情して、そんな自分に羞恥するコンタ。
コンタにもっと見えるように、俺は足を開いた。
「俺はいっつもコンタやで・・・?」
く、と声をあげたのはコンタだった。
浮き上がる血管までくっきりわかるほどコンタのチンコは硬くなっていた。見た目にもかなりギリギリだった。
先端あたりでぬらぬらと浸るのはもぅローションじゃなさそうだ。
「れん・・・エロい・・」
「今更なにゆぅてんの・・」
っつかお前の方がエロい。
なに、その顔。
俺のオナニー見て、そんなにぐしょぐしょにしてるんや?
コンタが、くそっ、と呟いて膝立ちになった。
「れん、ちょおこっち来い」
「・・・なに?」
「えぇから・・・」
俺は尻と足でコンタにぎりぎりまで近づいた。俺の肘をコンタが掴んでひきあげる。
「?」
「お前も俺みたいにして」
膝立ちで、抱きしめあえるほどに近い場所で向かい合った俺たちの体の中で、一番初めに触れあったのは。
「うわ・・・・・っ」
お互いに勃起しまくったチンコ。
コンタが、く、と腰を動かした。
コンタの深いカリが俺のチンコの真ん中あたりを刺激した。
「これ・・・やべぇって・・・コンタ」
コンタが答えずにぬるぬるとした自分のチンコを俺のチンコに激しくこすリ付け出した。
「んあ・・・・っっ」
俺とコンタ、同時に声をあげた。
でも先に相手にしがみついたのは俺の方だった。
性急な手つきでコンタはローションを密着し貪りあい跳ねまわる2本のペニスに垂らし、2本を右手でまとめてつかんでしごきはじめた。
「コンタ・・・っ」
「俺あんまもたんかも・・・」
俺もだよ。
やばい。
我慢できそうにない。
俺はあわててチンコの根元を左手で思い切り掴んだ。
右手でしっかりとコンタの背中を抱いて。
そしてコンタの左手は俺の背中をきつく抱き寄せて。
淫猥な音。
喘ぎ。
いまや最高潮に敏感になったチンコが直接コンタを感じる。
ぬめり。硬度。脈動。
俺の中で鼓動。
そしてコンタの中で鼓動。

「れん、左手離せ、一緒にイこ」



二人分のザーメンはコンタの手を汚し、バスタオルの上にぼたぼたとおちた。



セックスほどに動いたわけでもないのに息があがり喉が渇いていた。
ふざけながら後始末を済ませて一杯づつボンベイを飲む。
喉の渇きは癒えない。
「ビールかっときゃよかったな」
コンタがぽつりと言って、
「ちょっとは晴れたか?」
と聞いてきた。
ああ。
そういえば。
晴れてる。
快晴とまではいわないまでも、雲間から射す光は見えてる。
「おまえのストレスがこれで少しはなんとかなるんやったら望むところやし。まぁ、それでもアカン時は二人でいろいろあがけばええやん?」

ああ。そっか。
ストレスっていうんや、ああいうの。
自分では平気だと思ってたけど卒論結構キテたんやな。

「俺役に立った?」
おどけた声で聞いてくるコンタに俺はありがと、と言った。
「助かった」
照れたのはコンタだった。
耳の先だけを赤くして、なんや、調子狂うなぁ、とあわてている。



この後俺はボンベイを飲みながらセックスの為の準備をして
午後からは3枚のバスタオルを汚し残り少なかったコンドームを空にした。
はー。気持ちよかったw


おかげさまで快晴。
単純な俺の脳細胞と優しい恋人に感謝。


コメント
この記事へのコメント
■そら■それはどうも。ご心配おかけしましたw

■はん■サマサマです、ほんと・・・まぁ俺という存在の中のいろいろをひっくるめて好きであろうとしてくれるコンタに感謝です・・・

■こみゅ■まぁ、つきあい長いからねー・・・友達時代にもこういうことあったけど、その時は電話を切らずに俺が話しだすまでずっとコンタが話しててくれたな・・・たしか。関係がかわると対応も変わるわけだ・・・

■きき■うは、安心してもらえるだけでも俺は果報者かも・・・wそれって心配の裏返しでしょ?えへ。

■どんこ■ん。コンタでよかった。照。あああ俺って幸せ者。でもさー、美輪明宏がさー(笑)幸不幸の数決まってるっていってた気がする・・・w怖いッス。

■アコギスト■男同士!俺とアコさんも男同士ですよー♪うは。
あ、今ヒきましたね?(笑)でも理解しあえる関係にはなりたい俺。下心はありません(笑)
ところで・・・悪酔いしませんでした?すごい肴なんですけど。
2006/02/04(土) 14:24:44 | URL | 管理人:恋児 #-[ 編集]
こういう時ってきっと男同士の方が分かり合えるのかもしれんな。
それともコンタが特別なのかな?
お互い理解し合える関係っていいな。
そんな二人をつまみに、ビールを飲む。
2006/02/02(木) 23:50:55 | URL | アコギスト #-[ 編集]
ホント。
コンタでよかったな。
近くにいてくれる人がコンタでよかった。
れんじはしあわせもんじゃ(o´・ω・)´-ω-)ウン。
2006/01/30(月) 10:03:59 | URL | どんこ #-[ 編集]
自覚症状のないストレスってやっかいだものね。
コンタ君がいてくれてKIKIも安心です。
(って、なんで?笑)
2006/01/27(金) 16:09:14 | URL | KIKI #-[ 編集]
コンタ君、すっごくれんの事を理解してくれてるよね。
例えば私の場合、電話をして話さなかったら忙しいって怒られると思ゔ;`;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブッ
結局文句となってしか出てこなくてケンカするΣ(ノ∀`*)ペチ!
いつまでも仲良くいて下さい
2006/01/27(金) 14:29:16 | URL | こみゅ #-[ 編集]
自分の・・・
『脆ぃ所も好き』って言うコンタさんの言葉w
すっごぃ素敵です。なんか・・・愛だなぁ(*ノ△ノ)
あんまし無理し過ぎはよくなぃですょ~!
でも、とりあぇずストレス晴れて、快晴になって良かったですっ☆:*・゚  コンタさん様々ですね(笑♪
2006/01/26(木) 20:36:46 | URL | han (*´ч`*)♪ #-[ 編集]
承認待ちコメント
このコメントは管理者の承認待ちです
2006/01/26(木) 14:07:37 | | #[ 編集]
突然のコメント失礼します。
突然のコメント失礼します。
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2006/01/26(木) 11:59:34 | URL | erogoo管理人 #-[ 編集]
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