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自分の中の両極を、自分の中のけだものを。 制御し飼い馴らす方法を探す旅。
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奴隷【res:】
ホントウなら、もうSな俺なんてどっかに返品したいのだ。
俺だって優しくしたいのだ。
毒も吐かず、穏やかで、いつでも居場所になれるような俺でいたいのだ。
素直で、できればカッコいい「彼氏」でいたいのだ。










土曜の深夜、メシも食わず酒も飲まず、仕事帰りのままコンタはやってきた。
1泊で研修してた和歌山から直接。
明日でいいって言ったのに。
無理すんな、っていったのに。

「とりあえずシャワーでも浴びてこいや・・・それから何か食いにイコ」
いつも一揃いは置いてあるコンタ用の服をクローゼットで探しながら提案したが返事がない。
「コンタ?」
振り向きざまに抱きつかれた。
まだ固い、スーツの生地が頬を擦った。
「なんや」
「えー、なんとなくー」
知らぬが仏とはこのことやな。
俺が朝からどんなに凶暴だったか、こいつは知らない。
好きで好きで仕方ないくせに、それとおなじぐらいの情熱で責めて啼かして隷属させたい欲情の嵐。
しばらく責めてないせいもあるかな。
ねぇ、俺ってなんでこんなに変態なんやろ。
「なんじゃそら・・・意味ないんやったら放せ。服探されへん」
「イヤ」
「放せ。犯すぞ」
口がすべった。
「あはは、犯してー」
コンタの口も、すべった。
でもおまえのミスは致命的。
疲れて飲まず食わずで帰ってきたおまえに対する、俺の脆いながらも精一杯の平常心は崩壊した。
ぴたりと動きを止めたまま暗い衝動を体に充満させていた俺の耳元に、コンタが追い討ちをかけた。
「メシよりオマエ食いたかったり?」

ばあか。
エサはおまえだよ。

睡眠は足りている。
メシも食った。
気力・体力共に充実。
何よりこの爆発的な性欲の瞬発力はどうや?
俺は振り向きざま、コンタの肩を掴んで思うさま壁に押し付けた。
手加減なしだ、かなり痛かったはず。
「れ・・・ん」
自分の状況が理解できていないのか、それとも俺の行動が理解できないのか、コンタは瞠目して俺を見つめた。多分後者だな、うん。
「すまん。啼かす。」




俺はコンタの後ろ髪をひっぱり仰のかせ、噛み付くように、キスをした。
空腹なのはコンタの方なのに、俺の方ががっついてる。
コンタの唾液を味わって、コンタの舌と唇を噛んで。
コンタももう慣れたもんだ。
こんな凶暴な舌に唇に歯に粘液に、ちゃんと応じてくれる。
んふぅぅ、とコンタが苦しげな、でもそれだけではない息を吐いた。
仰のいたコンタの喉を舌先でなぞる、ネクタイをゆるめて、シャツのボタンをはずして。
舌先で確かめる、綺麗に浮き出した力強い鎖骨。
硬く尖った乳首。
「あはぁ・・・なんでこんなに硬いねん・・・」
敏感に喘ぎで反応しながらもコンタに言葉はない。
ベルトを緩めて手を差し入れると半勃ちのチンコが俺の手を待ちわびていた。
俺はゆっくりと、おそらくはじれったいぐらいゆっくりとそれをしごきあげながら耳元で聞いた。
「後ろ・・・準備してきて・・・ないよな」
してきてるはずがない。
メシだって食ってないんだから。
シャワーだって浴びてないんだから。
「じゃ、今からやろーや」
「えっ・・・マジで・・」
コンタが逡巡した。
「っつか俺がやってやっから。」
コンタの顔が不安と羞恥で歪んだ。
ああダメだ。
興奮する。
「おまえに入れさせてくれや・・・」
「後でな。」
「なんでやねん・・・」
「だってホラ、俺もコンタも好きなモンは最後に取っとくタイプやん?」
そして手の動きを急激に早めるとコンタがふぅ・・と吐息した。
声の混じる、いやらしい声だ。
ああダメだ。
興奮する・・・・


コンタはベッドに上半身を預け、床に膝をついて俺に背中をむけている。
シャツはまだ脱いでいない、ネクタイもはずしていない。
ズボンとパンツは膝上まで下ろした状態。
白いシャツの裾から外気に晒されたコンタの引き締まった臀部、すごくエロい。
ガラス製のシリンダーにグリセリン水溶液を満たす俺を時々振り返っては不安そうな顔をする。
思わずんくく、と笑いが漏れた。
「なんちゅう顔してんねん・・・ちゃんとトイレはいかしたるから心配すんな。俺はスカトロ無理やから。」
「・・・なんか怖ぇ・・・」
「いっつも自分でやっとるくせに」
「うー・・・」
あはは分かってる。
分かってるって、コンタ。
怖いんじゃない。
恥ずかしいんやろ?
排泄を促す行為を、俺にされることが。
必要はないがローションでコンタのアナルを湿らせて、シリンダーをゆっくり差し込んで、グリセリン溶液を押し込む。
「ん・・・ぅ」
わかる。
わかるよそのカンジ。
すげぇ違和感と、その温度差、その後に襲ってくるものの予感。
でもさ。
「あーあ・・・チンコがちがちに勃ってしもたねー」
「く・・・・」
「ケツに液入れられて、ほらほら見てみ、先っぽなんか出てる」
コンタがベッドの上の毛布に顔を押し付けた。
50ccを、3回。
150cc目を全部入れ終わるとコンタが苦しげに呻いた。
「もう我慢できん?」
「あほ・・・っこんなようさん入れやがって・・・!」
「あはは、いっつも俺これぐらいするでぇ?ちょっと栓しとく?」
「なに・・・・?」
「洩らさんように栓。いろいろあるやん?ここに突っ込むモンやったら・・・」
コンタがくぅ、と声をあげた。
押し広げた尻たぶの狭間でアナルがひくひくと蠢いて、ぷくり、とグリセリン溶液の水玉が染み出した。


コンタの膝の下をくぐらせて、床にバスタオルをひいた。
ローションをたっぷり手にとって、コンタのアナルに塗りつける。
びく、と一瞬コンタの下半身が反応したがすぐになれたのかおとなしくなった。
俺が時々使ってるプラグにもローション2割増で塗りまくって。
ゆっくりと、ゆっくりと。
「んぐ・・ぅ・・・」
コンタが体を硬直させた。
「どしたの、コンタ・・・」
「そんなんつこたことないで俺・・・」
「そうなん?・・・まぁさ、大したことないって。俺のチンコだと思ってさ・・・」
「あほ・・・」
「そんな力入れんと」
「力入れな怖いやろ・・・」
あはは。
そっか。
液が逆流するの、怖いんや。
「ダイジョブ、タオルひいたし。栓したほうがラクやで?」
俺はコンタが会話に気をつられて弛緩した瞬間を見計らってシリコンの円錐を最後まで入れこんだ。
台座につながる細くなった部分をがっちりとコンタのアナル入り口の筋肉が食い締めて、もうこれで洩れる心配はない。
「おお。いい風景・・・・」
俺はマルボロに火をつけて、深く吸い込み肺いっぱいに煙を満たし、そして深く吐き出した。
最初はここまでする必要はなかった。
俺はいつもどおり土曜は朝から発情してる。
PC開いて、試験勉強して、いろいろと紛らわせようとしたが、着々と欲望は蓄積していく。
オナニーもした。
晩飯食って、シャワー浴びたあと、いつものように今コンタにしている作業を自分の体に施した。
コンタにどれだけ突っ込まれてもかきまわされても問題ないぐらい。
俺のSは入れようが入れられようがその発揮場所を選ばない。
コンタのチンコに突き上げられながら、コンタを責めることだって容易い。
だからわざわざコンタに面倒な手順を踏ませる必要はなかったはずなんだが。
コンタはベッドに上半身突っ伏したままだ。
息をひそめて、声を殺して。
くわえタバコのままベッドにあがって、コンタの前に回ると、コンタの髪を掴んでことさら乱暴に顔をあげさせた。
「ちゃんと顔みせてや」
「れん・・・・」
頬骨の上が赤い。
耳の上端も。
目尻も。
そして熱にうかされた時のような、潤んだ眼。
内側から火照らされた体。
「んー・・・いい顔してんなぁ・・・」
「アホ」
「恥ずかしい・・・?」
「・・・・恥ずかしないはずナイやろ・・・・」
「でもチンコぎんぎんになってるで?恥ずかしいのに、気持ちエエんやろ?」
「知らん」
「気持ちよくないんやったらチンコ勃たんやろ」
「うるさい・・・・もうトイレいかせろ」
「ええ?もう?そんなんアカンわ・・・もっと我慢せな」
「れん!」
コンタの声は怒りでも叱責でもなかった。
敢えて表現するなら、「哀願」。
俺の下半身ももう熱い。
重くて熱い石を腰の下に埋め込まれたように。
俺はベッドを降りると膝をついて尻をみせるコンタの足を開き、その間に頭を仰向けに後ろからすべりこませた。
鼻先がコンタのチンコをなぞった。
そしてそのまま、コンタのチンコを口に含んだ。
「ぅあ・・っ」
コンタがたまらない声をあげた。
バスタオルの上に後ろ手をついて体を支えてコンタのチンコをしゃぶりあげた。
驚くほどに唾液がたまり、ぐちゅ、といやらしい音が溢れる。
濃密なコンタの体臭が、鼻先を刺激した。
「れ・・んっ・・・やめ・・・」
ざらついたカリを上唇でなぞって舌でくすぐり、先端を勢いよく喉の奥まで上口蓋に沿って滑らせる。
んふぅ、とコンタが喘いだ。
張り詰めたタマを右手で柔らかくもみあげながら、左手で会陰をなぞるとコンタが体を震わせた。
「れんん・・・」
喉の奥を何度も突くようにしゃぶりあげながら揉んでなぞって。
俺様大サービス。
「もぉ・・・マジ・・・トイレ・・・・」
「まだいけるって・・・・気持ちええやろ?」
「あかん・・・なんかヤバい・・・」
「んー、プラグ入ってるからダイジョブやって」
「なんかもぉ、気持ちええのんとなんやかやでむちゃくちゃなりそう・・・頼む、れん」
コンタがくぐもった小さな声で言った。
「トイレ・・・いかせて下さい・・・」


やばいって、コンタ。
なんでこんな状況で、自然におねだりできるわけ?
そりゃ俺何回か教えてるけど、言わせてるけど。
ダメだって。
こんな日に、そんなこと言っちゃ。
火に油やで?

俺はコンタの足の間から抜けて立ち上がった。
白いコンタのシャツを引き裂いてしまいたいぐらいの衝動と戦いながら、その後ろ姿をみつめていた。
どこまで俺と一緒に堕落するの。
一体どこまで。
コンタ。
コンタが肩越しに俺を振り仰いだ。
「・・・・れん・・・」
額にじっとりと汗をかいて。
可哀相に。
腹、イタイよね。
もう出したくてしかたないよね。
恥ずかしくてたまらないよね。
「トイレ、いこっか」
俺はコンタを背中から抱きしめて耳元に囁いた。
ごめん、でも。
俺、そういうオマエの顔にすら態度にすら感じてしまうんや。

二階つきあたりのトイレまで10歩弱、俺は前かがみで苦しそうなコンタの脇に腕を入れて支えて歩いた。
深夜1時。
耳元で囁くように聞いた。
「辛い・・・?」
「けっこう・・・でも大丈夫」
こめかみに汗を浮かばせて、それでもコンタは笑った。
トイレのドアを開けて、コンタを中に送り出し、ドアを閉めようとするとコンタが俺の手を掴んだ。
掴んで、俺の顔を見た。
「え・・・?」
コンタの汗ばんだ手はきつく俺の手を握っていた。
腰骨にひっかけただけだったズボンがすとん、と落ちる。
ボクサーパンツの前を濡らして、浮かび上がるチンコの形。
俺は、トイレに入るとドアを閉め、鍵をかけた。
何もいわずに便座の前に立つコンタの前にしゃがみ、ボクサーパンツを降ろした。
「すげぇな・・・・」
俺の唾液と我慢汁と、ローションでぬらぬらと光るチンコが下腹に沿って勃っている。
猛烈な便意と性欲と羞恥のコラボの結果がコレだ。
ああ。
頭の芯が痺れた。
いやらしすぎる・・
俺は躊躇いなくコンタのチンコを再び咥えた。
「れん・・・・俺やばくね・・・・?」
コンタが息を荒げながら俺の頭をチンコに押し付けた。
「恥ずかしくてたまらんのに・・・・」
「んぐぅ・・」
「めっちゃ気持ちええねん・・・おまえが見とるだけで」
コンタの声がうわずった。
俺はコンタを便座に浅く座らせた。チンコをしゃぶりあげながら、後ろから手をのばしプラグの紐を少し引く。
「んぁぁ・・・・」
コンタの声が洩れた。
「アカン・・・出る」
「出しにキタんやろ・・・ちゃんとここおったるから」
俺はコンタのチンコから口を放すと今度は左手で激しく扱きあげながら右手でプラグを一気に抜いた。
「れん・・・っっ」
コンタが俺のシャツにしがみついた。
肩が小刻みに震えていた。
チンコが俺の手の中でぶくり、とまた大きさを増したのと同時に、水音がトイレに響いた。
悲鳴のような、泣き声のような、喘ぎのような声を出して、コンタがさらにきつく俺にしがみつき、俺はコンタを抱きしめた。
小さくなって震えながら排泄の恥辱に震える恋人が、ひどく愛おしかった。
先ほどコンタの中に流し込んだ水分が全部出てしまうとコンタが急いで水を流し、ウォシュレットのボタンを押した。
「恥ずい・・・」
俺の腕の中でコンタが笑いを含んだ声でぼそり、と言った。
「でも、見て欲しかったんやろ・・?」
「うん・・・・」
「見られて、感じた?」
コンタが俺のシャツの胸元に顔をすりつけるようにして、んくく、と笑った。
「めっちゃ・・・・感じた」

狭いトイレの中。
便座に座ったコンタの前に膝をついて座った俺はコンタのチンコを咥えながら、体の外側から後ろに手をのばし、コンタのアナルを指で広げた。
コンタは絶え間なく声をあげている。俺の指でひろがったコンタのアナルをウォシュレットの温水が刺激しつづけている。
両足を必要以上に広げさせるとコンタの声が更にうわずった。
「恥ずかしいよなぁ・・・こんなに足広げてさ・・・ねぇ、チンコとアナルどっちが気もちいい?」
「んう・・・・」
「なぁ、どっち?」
「どっちも・・・」
「あはは、超淫乱・・・」
コンタの息が荒い。
ああ。
壊したい。
もう壊れはじめているコンタを、もっと。
「なぁ、欲しいモン、あるやろ・・・?ここに」
俺はウォシュレットの水で溢れるコンタのアナルに指を3本もぐりこませた。
「んッ・・・・」
「ゆわな、ずっと水だけやで・・・?」
「れん・・・・・っ」
コンタが苦しそうに喘いだ。
「ゆぅてみ・・・・」
「れん」
「な」
「れん」
コンタの声が俺の名前を呼ぶ。
俺の胸が痛くなるぐらいにせつない響きをもって。
俺はそれで十分なのに、なのに。
「言えや」
「れん・・・」

ポタン。

俺の鼻先をかすめるようにしてなにかが便器の水の中におちた。


心拍数が上がった。
俺が仰いだ先に、コンタの顔があった。
下瞼に溜まった涙がもう一粒、見上げた俺の唇に落ちた。
「れんのチンコ俺のアナルに入れて・・・・」
「コンタ」
「好きや、れん」
コンタが笑った。






ホントウなら、もうSな俺なんてどっかに返品したいのだ。
俺だって優しくしたいのだ。
毒も吐かず、穏やかで、いつでも居場所になれるような俺でいたいのだ。
素直で、できればカッコいい「彼氏」でいたいのだ。





部屋に戻るなりコンタは俺の足元に膝をついた。
「コンタ・・・」
ジャージとパンツをまとめて引き下げて、んくく、と笑った。
「あれ・・・さっきまでデカかったのに・・・?」
「あ・・・」
そりゃあさ。
コンタに泣かれた日にゃチンコも縮むわ。
デリケートなんやから。
それを伝えるとコンタは舌を出して、俺の俯いたチンコの先をぺろり、と舐めた。
「気にすんなって・・・なんか、こう、感極まって出たっつーか・・・とにかく痛いとか辛いとかやなくて、むしろ逆やし」
そして、まだ首まわりにまとわりついていた自分のネクタイをはずすとハイ、と俺に渡した。
「・・・?」
「もぉさ。俺、おまえの奴隷やから。好きにしてええぞ・・・なんか俺なんでもできそうな気がする」
ゆったりと、しかし明らかに欲情した目で笑って、両手首をあわせてつきだした。
ああもぅ。
おまえがそんなだから。
そんなことを言うから、俺はいつまでたっても優しい男になれへんねや。
ネクタイでコンタの両手首を縛り終えた頃には俺のチンコは硬く勃起していた。


コンタをバックから責めるのが好きだ。
コンタの背中は綺麗だから。
とても綺麗にしなって、俺を魅了してやまない弧を描く。
コンタの腰骨をつかんで、殊更ゆっくりとした動きでコンタの蠕動する体内を感じる。
後ろ手に縛られたコンタの頬はシーツに沈んでいる。
その分だけ高くつきだされた尻、急勾配のしなった背骨の坂道がたまらない。
俺のチンコはまだ半分も入っていない。
半分から先の部分だけをゆっくりと角度をつけて入れては出す。
コンタがんん、と何度も声を洩らした。
カリの部分が入り口にひっかかるたびに、何度も。
俺は浅い抽送を繰り返しながら身を屈めて1つに縛られたコンタの指を舐めた。
ごつごつと、骨ばった指、四角い爪。
口に含んで、噛んで舐めて。
「んぅぅぅ・・・・」
身を屈めたおかげで少し深く沈んだチンコのせいか、コンタが声をあげた。
俺はすぐに腰をひいた。
コンタの指がひく、と動く。
わざと唾液の音をたてて舐め上げるとコンタが吐息した。
「あは・・・指も好き?」
「うん・・・・」
コンタの顔をのぞきこむ。
うっとりと目を薄く閉じて。
コンタのチンコが、何かを待ちわびるように何度もひくひくと動いていた。
体勢を立て直し、浅い抽送を再開するとコンタがぐ、と尻を押し付けてきた。
さらに深く潜ろうとするチンコを腰をひいてあわてて逃がすとコンタがくぅ、と声をあげた。
「れん・・・・っ」
時間は見ていなかったが、結構長い間こうしている。
コンタの前立腺の寸前で何度も出入りする俺のチンコ、入れてから一度も触られないコンタのチンコ。
ねぇ、
欲しくなった?
俺のこと、もっと欲しくなった?
「勝手に動くなや・・・」
「れん」
「何かして欲しいことあったらゆぅてや。コンタはホラ、手も動かせへんし」
「ん・・・・・っ」
コンタが目を薄くあけて、首をよじって俺を見た。
「れん」
ああ
駄目だ。
そんなせつなげな声で俺を呼ぶ。
そんなせつなげな目で俺を見る。
コンタ。
「れん、もっと奥に入れて」
「コンタ」
「もっと奥・・・」
「欲しい?」
コンタは深く頷くと、俺から視線を逸らさずに言った。
「れん、奥に欲しい・・・もっと奥に、突っ込んで・・・」
やべぇ、
脳にきた。
まだチンコは動かしていないのにコンタが喘いだ。
「あは・・・すげ、おまえのチンコ、今でかくなったで、俺ン中で・・・・」
視床下部のパルスは止められない。
コンタがああ、と声をまた上げた。
「そんなチンコびくびくさせんといてくれ・・・っっ」
「おまえが締めるからや・・・・」
「あかん、もぉアカン」
コンタがうわずった声で頭を振った。
「お願いやから・・・っ・・・もお・・・」
ああ。
俺も限界なんだけど。
おまえの言葉を待ってる。

「おかしくなりそや・・・頼むから・・・チンコ奥まで入れて・・・気持ちエエとこ擦って・・・」

もう俺も限界。
おまえの中をめちゃくちゃにかきまわしたい。
おまえの敏感すぎる前立腺を激しくこすりあげたい。

「なぁ・・・れん・・・もぅ許して・・・・」
ゆるく浅い律動にコンタの声がさらにうわずった。

「チンコ、下さい、お願いします・・・っっ」



限界。




腹側の前立腺に角度をつけてチンコをもぐらせる。
「うあ・・・・っ」
コンタの腰がびく、と動いてさらに声がもれた。
「ぁぁぁぁああ」
長く尾をひく声。
コンタがこれだけ声を出すのをはじめて聞いた。
俺の動き一つ一つにコンタが声をもらす。
抑えきれない声が洩れる。
「おかしなる・・・ぅ・・・っ」
「気持ちイ?」
「おかしなるゥ」
「どこが気持ちイ?」
「奥・・っ・奥・・・ゥ」
シーツに押し付けられたコンタの頬。
喘いで悶えて、快楽に対処しきれない唾液が口端から伝っていた。
ああ。
コンタ。
おまえはどこまで俺と一緒に堕落するの。
一体どこまで。
ローションと腸液が湿った音で俺のリズムを刻む。
この俺の中の暗い欲望を、どこまで許すの、どこまで受け入れるの。
コンタ。
おまえはそれでいいの。

「れん・・・・おかしなるぅ・・・」

コンタが助けを求めるような、泣きそうな声で啼いた。
「チンコ扱いて・・・っ」
そんな声に言葉に視線に、おまえが溢れさせるすべてのものに俺はもう抵抗できない。
右手でコンタの腰骨をきつく掴みひきよせ叩きつけるようにコンタを抉り、左手でコンタのぬめったチンコを激しく扱き上げた。
「れんン・・・っ」
せつない声で呼んで。
「イきそ・・・・」
「まだあかん」
「イヤやっ・・・・・出したい・・」
叩きつけあう皮膚の音、湿った粘液の響き。
コンタの喘ぎ、俺の鼓動。
ほぼユニゾン。
「れん・・・アカン・・・っ」
限界。
俺だって。

深く深く、コンタの肉を抉ったとたんコンタがのチンコが俺の手の中でずくりと硬くなって跳ねた。
ザーメンがびゅくびゅくと搾り出される間隔でコンタのアナルが俺のチンコを締めつけた。

「んく・・」

腰から怒涛のごとく背骨を駆け上がる射精感に声がもれた。
真っ白になる脳髄。


どれぐらいそうしていたのか、気がつくとコンタが顔をよじって俺を心配そうに振り向いていた。
まだ頭の中は霞みがかかったようで,俺はそれを振り払おうと首を左右に何度かふった。
まだ少しぼんやりしていたが、ゆっくりとコンタの中から少し小さくなったチンコを抜いた。
コンタの手を縛ったネクタイをはずすと、コンタが眉をしかめながらゆっくりと体を起こした。
「痛い・・・?」
「いや、痺れてるだけ」
コンタはアハ、と笑った。
笑って、シーツの上に腰をおとした俺に四つんばいで近寄ってきて
そのままキスをした。
まず唇が触れて
包むように唇が開かれ
歯列を割って舌先が俺の口内に忍び込む。
交じり合う唾液と繋がりあう舌となぞられる唇。
ずぅん、と腰のあたりがまた重くなる感覚。
「れん、またなんとなーく罪悪感チックなんちゃう?」
「!」
「そぉゆう顔しとる・・・おまえドSモードでセックスしたあとたいていそんな顔やで」
俺の鼻先でコンタは笑って今度は顔を落とし、四つんばいのまま俺の足の指を口に含んで唾液の音をたてながらしゃぶりあげた。
「コンタ・・・」
「俺、まだまだいけるで。ヤバイ世界に足つっこんでしもたとは思うけど」
「まだまだて・・・」
「俺のチンコみてみ・・・」

四つんばいのコンタの股間で、そして俺の股間でまた硬く勃ちあがるものがあった。

「足舐めて、チンコ膨らませて、って十分変態っぽくねぇ?・・・・おまえがそれで感じるんやったら俺はどこまででも、いける。お前に溺れてしもたからもう助かるつもりないねん」



おまえが感じると、俺も感じる。
おまえの性欲の分だけ、俺は淫乱になる。


そういって、体をおこして、俺にまたがった。
キスができそうな距離まで近づいたコンタの唇が笑いの形にすう、と開いて、そして言った。
「俺、奴隷やからさ・・・・」







なあコンタ。


ホントに奴隷なのは、どっちだと思う?








































コメント
この記事へのコメント
res
■アコさん■コンタが生のままの俺を大切にしてくれてることはすごく嬉しい、俺の存在をすべて肯定してくれてる彼がいるだけで俺は世界を敵に回してもいい、正直そう思います。
でもだからこそ、俺は少しづつでも変わりたい。
コンタと付き合いだして確実に俺は少し変わったと自覚できます。だからこそ。
自己満足でもなんでもいい。
自分で自分に胸張れるような懐の深さを手に入れたい。

ハイ、ないものねだりでした・・・w
2006/04/22(土) 11:56:53 | URL | 恋児 #-[ 編集]
>ホントウなら、もうSな俺なんてどっかに返品したいのだ。
俺だって優しくしたいのだ。
毒も吐かず、穏やかで、いつでも居場所になれるような俺でいたいのだ。
素直で、できればカッコいい「彼氏」でいたいのだ。

「優しい」「素直」「カッコいい彼氏」なんて人それぞれで、コンタは今のままのレンジをこういう風に捉えてるかもしれんよ?別に無理して変わる必要はないんじゃない?レンジからどSをとったら、コンタも寂しいだろうし。レンジの「暗黒」の全てを受け入れることがコンタにとての幸せなのかもしれないし。人間変わるときは自然と変わるもんだ。無理してすぐに自分を変える必要はないよ。だって、レンジはコンタに「変わって欲しい」なんて思わないでしょ?

あれ?ヤキモチ焼きは治して欲しかったんだっけ?
( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ノ \ / \/ \ノ \ / \
説得力ねーじゃん。アハ。
2006/04/18(火) 15:03:25 | URL | アコギスト #-[ 編集]
【res:】
■けいさん■いつも勢いにまかせてだだーっと書いてしまうので客観的に見れなくて・・・orz
ホントウに自分のことは自分ではわかんなくて時々はがゆいです。
けいさんに言われてああそうなんだなぁ、と実感してしまったり(バカ)
確かにコンタは気をつかわれるのをすごくイヤがるので(自分はつかうくせに)俺もつかわないように、つかわないようにと。(その結果虐めてしまうw歪んでるなぁw)
けいさんが病んでるなら俺なんかは末期w
コンタがあれだけ態度と言葉で表現してくれてるのにそれを素直にうけとれない俺・・・

素直になりたいです、切実に。
自分にも、他人にも。
2006/04/15(土) 09:55:48 | URL | 恋児 #-[ 編集]
>俺はそういう意味でコンタを愛しているのかなぁ。愛されているのかなぁ。

恋児さんは充分コンタさんを愛してると思いますよ!!読んでるだけで涙が出るくらい切なさ・愛しさが伝わってきますモン。
コンタさんも、恋児さんが考えてる以上に恋児さんのこと愛してると思います。
優しくされるよりこうやって激しく求められる方が実は嬉しいんじゃないかなってw
「お前に溺れてしもたからもう助かるつもりないねん」は『お前のコト以外は考えられへん、考えたくないねん』って激しい愛の告白に聞こえます。(爆)
…オレ病んでますか、そうですか…orz

あと今回と前回のブログ読んでて思ったんですけど。
コンタさん、チョットだけ新生活で参ってたりしてませんか?なんとなくなんだけど、ね。

>一志さん
恋の奴隷…奥村チヨさんですね、懐かしい歌です♪
オレも読んでて思い出しましたw
2006/04/15(土) 02:32:54 | URL | けい #OOeTNDUQ[ 編集]
【res:】
■るぅ■コンタの涙には俺もヤられました・・・辛いとか悲しいとか痛いとか、そういう負の涙やない、って何度もコンタはいってたけど・・・やっぱ胸にきます。・・・・そういえば女の子泣かしてもそんなに胸が痛まなかったなぁ・・・サイテー(笑)

■どんこ■おっかさん、2人とも手ぶらだよ(笑)
でも体力には自信があるのでいざとなれば世の中の常識という断崖を素手で登ってやるぐらいの覚悟で・・・とりあえず俺は(笑)
俺のレスもわかりずれぇw

■ちとせ■すみませんwここまで書くと俺も消耗するけど読んで下さってる方々も疲れるやろなぁ・・・長いしくどいし(笑)
何回かに分けた方がいいのかな。
え、胸ですか?ええ、俺でよければマッサージしますよ?w

■けいさん■いじらしい・・・w言われたことがないので激しく照れました(笑)うまく言えないんですが・・・
俺もけいさんの日記とコメント見て切なくなりました・・・・
愛って深い。
俺はそういう意味でコンタを愛しているのかなぁ。愛されているのかなぁ。
けいさんが彼を思うほどに。

■ゆか■こういう時ほど、コンタの心の中を覗きたい衝動に駆られることもないなぁ・・・(汗)
コンタはいい意味でも悪い意味でも柔軟で流動的やから、時々怖くなる。
これはダメ、って言って欲しいときもある・・・ハイ、贅沢いいました(笑)
でも最近俺、ヘタレS化しててイヤだなぁ・・・w

■むんさん■
はじめまして、むんさん。全編読破、ご苦労さまでした。そしてありがとうございます。大変だったでしょーに・・・w
ブログ開始初頭よりかなり文体が変化しているの分かりました?w
この前読み返して初期の日記の文体の拙さと、そして鮮やかさによくも悪くも驚きました。
技巧に走れば走るほど、言葉数がおおければ多いほど伝わりにくくなるものもあるなぁ、とちょっと考えてみたり。
不定期キママ更新ですがどうぞこれからもよしなに。

■沙羅ねえさん■あはは、やっちゃいましたー(笑)でもタマンナクよかったですよー、あの羞恥丸出しの顔がーw
女の子相手に鬼畜になれてもコンタ相手に鬼畜になれないから仕方ないっす(ぁ、開き直った。)
純愛・・・こんだけヤりまくって純愛ってのもこっぱずかしいよー(笑)
でもこれからもコンタに酷いことしては密かに反省し、そしてすごく好きなのに素直になれない俺なのは変わらないでしょう。
素直なのはチンコとアナルだけです、俺(ムハ)

■まり☆■おっすー。落ち着いたかい?生活。
コンタも俺も、SでありMでありヘテロでありゲイであり・・だから純粋にきっちり主従が決まってないのもあって、俺はいつも不安定になります・・・w
あらら、スイッチ入っちゃいましたか。いいご主人様みつけるんやでー(笑)

■一志さん■恋の奴隷・・・お、俺の奴隷っスか?いやーん、照。(俺ナニモノ。)体にも心にも何かを感じてもらえてすごく俺は嬉しいです。言葉を尽くして自分の体と心に湧き上がるものを書き倒して、それで何も伝わらなかったら辛い(笑)
俺は一志さんのような生活に憧れたりしますけど。
・・・でもやっぱり心で深くつながっていたい、と思ったり。
一志さんが彼氏作っちゃったら今みたいな記事読めなくなりますね・・・w
あ、でも彼氏とのアレコレが読めるか・・・w




2006/04/14(金) 08:20:05 | URL | 恋児 #0iyVDi8M[ 編集]
ふとしたきっかけで頭の中で流れ始めた歌。
♪あなたと会ったその日から恋の奴隷になりました~♪
しばらくこのブログにくる度に自動再生されそうです。

初めてここに出会ってから
恋児くんのエロい表現にはまってしまったんだけど
表面に流れていく二人の行為だけを感じてたんだ。
でも最近は、二人に結ばれた固い絆が感じられる二人の行為が
心地よく心に、そして熱く下半身に流れ込んでくるわけさ。

そろそろ一晩限りの擬似恋愛付きの行為はやめにするか…
なんて考えてしまう夜です。
2006/04/14(金) 04:12:08 | URL | 一志 #JalddpaA[ 編集]
お久しぶりです~☆
わぁ。ラブラブですねぇw
いいなぁ、そんなSMしたいなぁ(v_v〟)ポッ…

なんか読んでてスイッチ入っちゃったww
コンタさんの気持ちわかるなぁ。うらやましいなぁ~><
2006/04/14(金) 01:09:57 | URL | まり☆ #-[ 編集]
まったくもぉぉ、どこまで堕ちていくんだろね、アナタたちは。
だけどさ。
鬼畜って感じがしないんだよね。最近。
みんなも書いてるけど、なんだか切ない純愛小説読んでるみたい。
んんん、Sじゃない、優しくて素直なレンジ・・・
ダメだ。想像できない(笑)
頼むから、エロで鬼畜な純愛モノをこれからも読ませてよ。
2006/04/13(木) 23:55:46 | URL | 沙羅 #eHP7HEy2[ 編集]
初めまして。初コメントです ┏o 
少し前、恋児さんのブログに出会いました。
なんていうか、小説でも読んでるような
そんな文章に惹き付けられて
少しずつ、さかのぼって全部読破しましたw
立場は違えど、大切な人を想う気持ちは
同じだなぁと、時にはびっくりしたり
時には切なくなったりしながら
読ませてもらってますので
これからも よろしくです ┏o 
2006/04/13(木) 22:10:14 | URL | むん #-[ 編集]
読み終わった後、思わず涙。
コンタさんの気持ちと妙に自分がリンクしてしまって、胸がいっぱいになりました。

前に、恋児さん言ってましたよね。
私の彼氏のS魂を煽っているのは私のM素質だと。
恋児さんと、コンタさんも一緒なんだなって。
やさしいえっちもいいけど、Sモードで全開で愛された、コンタさんの嬉しさが伝わってくるようでした。
2006/04/12(水) 20:43:05 | URL | ゆか #jZgjslSY[ 編集]
ほぅ…=3
と読み終えた後溜息でました。二人ともいじらしいvv
お互い好きで好きでタマンナイんだなーって滲み出てて読んでて切ないです。あ~vvvv
このどうにもいいようのなさがタマンナイです。
2006/04/12(水) 20:22:12 | URL | けい #86CE.Nao[ 編集]
はぁ…ここを訪れた後は、いつも心地よい倦怠感に襲われるなぁ…
なんだか物凄くエネルギーを消耗させられてんのかしら(笑)
どんこさんじゃないけど、私も切なくなったよ。なんでだろう?悲しいとか辛いとか、そういうマイナスの切なさとは違くて…巧く表現できないけど、やっぱ胸は痛いまんまです(p_q)マッサージしてもらおうかな(笑)
だけどさー、恋児くんのブログ読んでると、疑似恋愛できて楽しいわー(〃ω〃)ムフフ てか、疑似じゃダメだろ私。
2006/04/12(水) 17:04:01 | URL | ちとせ #-[ 編集]
れんちゃんよぉ・・・
おっかさんなんだかエロ通り越して切なくなってしまいましたやんか( ェ)

なんていえばよかでしょうか?
堕ちるのもいいけど ちゃんと登山用具もって堕ちろよ。2人分・・・・って感じ。
超わヵりずれぇ( ゚∀゚)アハハ八八ノヽノヽノヽノ \ / \/ \ノ \ / \/ \ノ \ / \
2006/04/12(水) 10:45:09 | URL | どんこ #-[ 編集]
コンタさんの、心の広さに切なくなりました。
恋児さんの全てを許して、全てを受け入れて、全てを愛して。
コンタさんの涙、特に胸をぎゅんぎゅん締め付けられました。

何でこんなにラブラブなんですかー!!(/ω\)
読んだ後にいつも悶えてます。
2006/04/12(水) 09:35:59 | URL | るぅ #-[ 編集]
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